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2016年7月号

2016年7月号 特集
ルーチンワークから脱却!
「食」から介護を考える
毎月20日発行
A4判 92ページ
定価:1,296円(税込)
定期購読料:15,552円(税込)
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特集  ルーチンワークから脱却! 「食」から介護を考える

☺ From Editors
夏場は利用者の食欲減退・脱水症が予想される。本特集では低栄養・脱水症予防、QOL向上などを実現するためのポイントを検証するとともに、実際に「食」について取り組んでいる事業所や企業の事例を紹介。「食事の提供」が単なるルーチンワーク化しないようにするための一助としていただく。

◇ Part1 脱水症状対策
職員の意識啓発、市販製品の活用...... 脱水症対策で求められるものとは?
解 説 谷口英喜氏(社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院周術期支援センター長兼栄養部部長)
事例1 粉末清涼飲料の活用(特別養護老人ホーム「風かおる里」)
事例2 とろみの統一化(特別養護老人ホーム「緑の郷」)
事例3 水分摂取の工夫(杜の風・上原 特別養護老人ホーム「正吉苑」)
コラム 職員の脱水症対策
◇ Part2 食事の工夫
盛り付けや食材の機能性にも注目 少しの工夫が食欲を引き出す
解 説 大久保陽子氏(特別養護老人ホーム「マイライフ徳丸」主任管理栄養士)
事 例 盛り付けコンテストの開催(社会福祉法人桐仁会「ちょうふ花園」)
企業事例 海藻類の活用(株式会社舞昆のこうはら)
◇ Part3 口腔ケア
口内の清潔を保ち、口腔機能を維持・向上することで 利用者のQOLを持続的にサポート
解 説 齋藤貴之氏・白田朝香氏(こばやし歯科クリニック)
事 例 ペットボトルによる訓練(介護老人保健施設「うらわの里」)
コラム 口腔機能を高める「お口元気体操」

その他注目の記事!

今月のスマイル・ケア
▶ 佐々木祥子さん(73歳)
社会福祉法人恩賜財団東京都同胞援護会 特別養護老人ホーム ニューフジホーム
ケア新時代 探訪! 地域一番星
▶ 社会福祉法人キングス・ガーデン東京 東中野キングス・ガーデン(東京都中野区)
ときの人
▶ 袴田義輝(長谷川介護サービス株式会社 代表取締役社長)
新ビジネス潮流 介護のミカタ
▶ KEiROW 訪問マッサージを全国展開 身体機能の維持・向上をサポート
住まいの提案
▶ 株式会社アーベイン・ケア・クリエイティブ オークフィールド八幡平(岩手県八幡平市)
介護行政の先を読む
▶ 水巻中正(国際医療福祉大学大学院教授)
地域づくりは人づくり
▶ 【第4回】高瀬比左子 × 須藤シンジ
介護経営現場を変える「中間管理職」育成塾
▶ 【最終回】急がれる〝中心管理職〞の育成 森川弘文(森川福祉医療研究所所長)
ここが知りたい!!  介護の羅針盤
①今、介護現場に求められるリスクマネジメント
▶ 本田茂樹(株式会社インターリスク総研特別研究員/早稲田大学招聘講師/全国老人保健施設協会管理運営委員会委員)
②人が辞めない職場づくりのヒント
▶ 伊藤亜記(株式会社ねこの手代表取締役)
③本音で語る! 社会福祉法改正
▶ 外岡 潤(法律事務所おかげさま代表)
④介護サービス事業者の保険外サービスのつくり方
▶ 齊木 大(株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアマネジャー)
経営(継栄)のツボ
▶ 早川浩士(有限会社ハヤカワプランニング代表取締役)
岡崎先生の良法は口に苦し
▶ 献身的な介護者を悩ませる最高裁判断 岡崎秀也(弁護士法人ウィズ代表弁護士)
言いたいこと、言わせてもらいます! 介護にまつわる喜怒哀楽
▶ 【第7回】介護を学ぶ外国人
制度依存から抜け出せ! 保険外サービスの「傾向と戦略」
▶ 「株式会社ONE」
優れたコストパフォーマンスで爪の整容とおしゃれを演出
第1回全国介護福祉総合フェスティバル in大阪
▶ 「みんなで考えよう 地域の介護福祉の現状と未来」
特別寄稿 組織をマネジメントする⑧
▶ 使われている言葉の意味を考えることで 医介連携の課題解決をめざす
川田英治(有限会社アンビション代表取締役/慶應義塾大学SFC研究所上席所員)
組織を変える介護福祉経営士
▶ 小平達夫 氏(社会福祉法人アルペン会アルペンケアビレッジ 法人本部副本部長)
若手が育つ環境づくり
▶ 【第3回】「働きやすい職場」秋本可愛(株式会社 Join for Kaigo 代表取締役)
介護経営現場とれたてQ&A
▶ 【第37回】運営推進会議の開催方法
PICK UP 地域包括ケアへの挑戦~東京都葛飾区~
▶ 人材不足と介護に興味のある区民の声を受け 独自の介護人材「生活介護員」を育成
TOPICS 特別対談
▶ 『介護経営白書 2016-2017年版』からの提言

次 号 予 告    2016年7月20日 発売

特集  どうする? 軽度者外し デイサービスの生き残り策を探れ(仮題)

2015年度の老人福祉・介護事業の倒産件数は、過去最多の76件にのぼる。そのなかでも、デイサービスを含む「通所・短期入所介護事業所」の倒産は約2倍増となっている。15年度の介護報酬改定において、定員10人以下の小規模デイサービスの基本報酬の下げ幅が大きかったことが、倒産数の増加に影響を与えたのではないかと考えられる。18年度の診療報酬・介護報酬同時改定でも同様の傾向が示される可能性が高く、特色のないデイサービスはいっそう淘汰される時代になる。先手を打って生き残り策を図っているデイサービスの事例をもとに、今取るべき戦略を一挙公開する。