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2017年7月号

2017年7月号 特集
今、介護事業者に求められる
地域貢献・地域共生への一歩
毎月20日発行
A4変型 80ページ
定価:1,296円(税込)
定期購読料:15,552円(税込)
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特集  今、介護事業者に求められる 地域貢献・地域共生への一歩

昨年7月、厚生労働省は「地域共生社会実現本部」を発足し、「高齢者に限らない地域包括ケア」の実現をめざすとしたが、その実態は未だに見えていない。本特集では、国がめざす「地域共生社会」の方向性を示しつつ、地域住民の共生に関する取り組みやコミュニティ形成を図る各地のケースを紹介する。
また、巻頭には黒岩祐治神奈川県知事が登場。介護の質向上に向けた神奈川県の取り組みについてメッセージを寄せていただいた。

Special Message
楽しくなければ介護じゃない!
地域に開かれた介護をめざす
黒岩祐治(神奈川県知事)
概要
制度・分野・世代を超えて多様な主体が生きる地域づくり
解説
みんなで支え合う地域づくりには介護事業者の専門性が不可欠
(特定非営利活動法人全国コミュニティ ライフサポートセンター)
Report
ともに地域で解決できるパートナーの存在が"カギ"
先行事例1 東京都世田谷区
 ●PART1 公益法人の取り組み
 まちと自然の共生をめざした運動から人との共生をめざす事業が生まれる
 (一般財団法人世田谷トラストまちづくり)
 ●PART2 「地域共生のいえ」の取り組み
 普通の住宅が多くの介護者を癒す憩いの場に
 (ケアラーズカフェKIMAMA)
先行事例2 神奈川県平塚市
 ●PART1 行政の取り組み
 「身近な生活支援」「ふれあい交流」を柱に地域住民が主体的に支え合う「町内福祉村」を整備
 (神奈川県平塚市役所)
 ●PART2 町内福祉村の活動
 清掃や移動サロンなど独自の取り組みを展開
 (松原地区町内福祉村 富士見地区町内福祉村「ぬくもりの家」)
提言
地域共生社会は何をめざすのか? ――その期待と課題――
栃本一三郎(上智大学総合人間科学部社会福祉学科教授)

その他注目の記事!

●新ビジネス潮流 介護のミカタ
日本自動ドア株式会社
自動ドアの寄贈、林業家育成など社会貢献活動に積極的に取り組む
●つながる 介護事業者の新たな輪
あったかネットとちぎ
多職種連携・協働で栃木市独自のネットワークを構築
●住まいの提案
住宅型有料老人ホーム「グッドタイムリビング 宝塚逆瀬川」
●Watch New Wave
瀬戸恒彦(公益社団法人かながわ福祉サービス振興会理事長/一般社団法人介護福祉指導教育推進機構 監事)
事業所の質向上・人材育成の取り組みで県内全体の介護の質を上げる
●Recipe for Independence
ぷるんと2層の水ようかんゼリー
社会福祉法人石狩友愛福祉会特別養護老人ホーム石狩希久の園(北海道石狩市)
●介護行政の先を読む
水巻中正(国際医療福祉大学大学院教授)
●経営(継栄)のツボ
早川浩士(有限会社ハヤカワプランニング代表取締役)
●ここが知りたい!!  介護の羅針盤
①リースによる設備導入のメリット
山中博之(株式会社日医リース営業企画部 課長)
②障害福祉事業への一歩
藤田 直(株式会社インクルージョン 代表取締役)
③レクリエーション人材育成術
川﨑陽一(株式会社プレイケア 代表取締役)
④家事代行の現場から考察する自費サービス最前線
古市盛久(株式会社御用聞き 代表取締役社長)
●介護経営現場とれたてQ&A【第48回】
介護保険法改正の内容と対策《利用者負担》
●介護施設の事業継続計画(BCP)
本田茂樹(株式会社インターリスク総研 特別研究員)
●制度依存から抜け出せ! 保険外サービスの「傾向と戦略」
「株式会社ほっこりケアサポート」
足のケアで心身ともに"ゆったり"する時間を提供
●人材派遣・紹介のプロが教える
「こういう介護事業者だから人が来ない」【第3回】
小出昌弘(株式会社シグマスタッフ取締役 メディカルケア事業企画担当)
●超高齢社会によりそう FRONT Runners
Case.1
社会福祉法人至誠学舎立川 至誠ホーム
Case.2
社会福祉法人湘南育成園 ささりんどう鎌倉
●介護事業海外レポート from China ①
アジア展開に新局面をもたらした中国進出
椛澤 一(株式会社リエイ 代表取締役社長兼会長)
●ヘルスケアセレクション
社会福祉法人髙陽会
グループホーム風倶楽部
(和歌山県橋本市)

次 号 予 告    2017年8月号(2017年7月20日 発行)

特集  なぜ経営がうまくいかないのか? 『失敗の本質』を考える(仮題)

日本軍の組織的敗因を分析した書籍『失敗の本質』(中公文庫)。小池百合子東京都知事が座右の書として挙げたことから、30年以上前の発行にもかかわらず再び注目を集めている。ここには、日本が幾度も組織的な失敗を繰り返し、未だ学びきれていないことがあるから長く愛読されている経緯があると考えられる。本特集では「失敗の本質」とは何かを解説するとともに、介護事業所が同書から学ぶべき組織論や、介護事業を行う上で陥りがちな失敗についてを分析する。