急増するニーズにどう応えるか?
独居高齢者を支える地域の挑戦
◆ A4変型 88ページ
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今月の特集
地域特集 急増するニーズにどう応えるか?
独居高齢者を支える地域の挑戦
2015年度の国勢調査結果によれば、高齢者の17.7%が独居となっており、今後もその割合は増加すると予測される。社会からの孤立、生きがいの減退、認知症の進行など、1人で暮らすことに大きなリスクが潜むようになる。社会的に孤立した高齢者は、要介護となったり、死亡したりするリスクが、孤立していない高齢者の1.7倍にものぼるという調査結果が伝えられ、そうしたリスクの解消・回避のために、孤立しやすい独居高齢者の健康や衛生、安全面で支援を行う動きが、現在全国各地で出てきている。本特集は、独居高齢者の多い地域や、先駆的に独居高齢者に向けた対応をとっている自治体において、介護事業者がどのように動いているのかを追った。
座 談 会 北海道で取り組んだ「介護助手事業」
モデル施設が語る成果と課題とは
地域医療介護総合確保基金を活用し、2015年度から三重県老人保健施設協会で始まった「介護助手事業」。一般社団法人北海道老人保健施設協議会はこれをベースに17年度から2年間にわたって同事業を実施。道内の12のモデル施設が、地域人材の募集から介護助手としての研修・育成・定着を図る仕組みづくりに着手し、介護職員の労働環境改善と専門性向上に取り組んだ。事業を終えた18 年度のモデル6施設の担当者に、その成果や課題について語ってもらった。
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~道路は廊下、自宅は居室~ 宮島 渡
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理想の介護 和田行男 - ●在宅医が行く!!
- 髙橋公一
- ●介護経営道場
ほか
次号予告 2019年6月号(2019年5月20日 発行)
地域特集 業務負担軽減だけではない!
薬局・薬剤師を巻き込むと介護現場はこう変わる(仮題)
介護保険を利用している多くの人が薬を処方されている。服薬拒否にあったり、飲み忘れなどの対応に苦慮している、という介護現場からの声はよく聞く。茨城県古河市では、ケアマネジャーと薬剤師が手を組み、在宅現場における服薬状況のチェックと適切な服薬管理につなげようと奮闘している。介護現場における薬トラブルの解決は単なる業務負担軽減だけではなく、適切なケアとADLの向上につながる可能性もある。薬局・薬剤師をどのように介護現場に巻き込むかを探る。
第2特集 地域包括ケアの先取り
『たすけあい』の仕組みづくりを探る(仮題)