お仕事&受験校まるわかり事典2024
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 皆さんは“病院薬剤師(病院で働く薬剤師)”を知っていますか? 病院に通院や入院をした事がない人は、病院薬剤師の仕事内容をイメージしにくいかもしれません。実は、近年、病院薬剤師の活動場所は、薬剤部内だけではなく、病室や病棟に広がっています。病院では、病院薬剤師や医師、看護師、その他の医療スタッフが、患者さんを中心にチームを組んで、治療にあたること(チーム医療)が一般的です。具体的には、患者さんの訴えをもとに、血液検査やX線などを用いた画像診断(レントゲン写真ほか)によって、医師が診断して治療方針が決定されます。 その後、治療が開始されるわけですが、入院する患者さんの多くは、治療薬の他にも症状を和らげることを目的としたお薬を使用します。また、一般的な飲み薬だけでなく、より早い効果を期待して、注射の薬を投与する場合もあります。キャリアアップできます!    →「石川県地域連携薬剤師共育プログラム」をチェック●プログラム満了者は、大学在学期間中に借り入れていた修学資金の返済を支援(最大240万円)します!    →「石川県薬剤師修学資金返済支援事業」をチェック詳しくは石川県健康福祉部薬事衛生課までお問い合わせ下さい。 TEL:076-225-1442 Email:yakuji@pref.ishikawa.lg.jp 患者さんの中には、病院という普段と違う慣れない環境で治療を受ける事に、不安を抱く人もいます。病院薬剤師は、患者さんが安心して治療に向き合えるように、そしてより高い効果を、より安全に提供できるように、薬のプロフェッショナルとしてサポートしています。 安心、安全な薬による治療のためには、患者さん個人のアレルギー歴やこれまでのお薬の使用状況の把握が必要です。病院薬剤師は、それらを確認した上で、医師、看護師などと情報を共有(カンファレンス)して、お薬による治療を実践できるように、日々患者さんと関わっています。例えば、お薬を使用する際の患者さんへの詳細な説明や、使用中に有害な事象が発生していないかのモニタリングをおこないます。 また、必要に応じて医師へ追加検査の依頼や、患者さんの状況に応じて医師に対してお薬の提案もします。看護師へは薬の取り扱い上の注意点なども説明し、栄養士と一緒に患者さんの栄養状態の改善に取り組む事もあります。また、抗がん剤などの特殊な薬を清潔な環境下で調製することも病院薬剤師の仕事のひとつであり、投与当日の患者さんの体調や血液検査の結果などに応じて、使用する薬の量を変更するなど、細やかに配慮をしています。 病院薬剤師は、様々なアプローチで患者さんに関わることで、治療に貢献できる仕事です。 病院で勤務していると、様々な病気に対して、より専門的な知識が求められる事もあります。医師や看護師とチームで協働していく中で、薬のスペシャリストとして、さらに高度な専門知識や技能を、仕事をしながら身につける機会も得られます。その領域は、糖尿病や腎臓病、心不全など多岐に渡ります。薬剤師という国家資格に加えて、専門領域の資格を取得する事で、より質の高い医療を患者さんに提供できるようになることも病院薬剤師の大きな魅力です。文・写真:石川県病院薬剤師会37「専門資格の習得」のサポートと「修学資金返済」の支援を実施しています!●大学病院等や地域病院の両方に就業し、認定・専門資格を習得するプログラムに参加することで薬剤師としてこんな専門薬剤師がいます(一部)●糖尿病:日本糖尿病療養指導士●腎臓病:腎臓病療養指導士●心不全:心不全療養指導士●感染症:感染制御認定薬剤師など●が ん:がん専門薬剤師など●栄養サポート石川県では県内の病院で働く薬剤師の病院薬剤師の魅力!!

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