▍ 2015年5-6月号(No.35)
症例特集 早期治癒へとつなぐ栄養サポートの鍵 経腸栄養と血糖管理
- 【解説】
- 周術期の血糖管理
- 矢口義久 福島亮治(帝京大学医学部)
- 【Part1】検証
- ○外傷患者におけるプロトコルの安全性および有用性の検討
- 入山直美 他(りんくう総合医療センター大阪府泉州救命救急センター)
- ○重症患者に対する低糖質高脂肪栄養剤の有用性の検討
- 山田知輝 他(大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター)
- ○グアーガム分解物(PHGG)配合の経腸栄養による血糖コントロール効果と栄養評価に関する症例報告
- 美濃川良江 他(社会医療法人康和会 札幌しらかば台篠路病院)
- 【Part2】 症例
- ○頻回の低血糖や嘔吐を伴った小児の経空腸栄養管理症例に対するREF-P1®の有用性
- 荒川朋子 他(札幌医科大学附属病院)
- ○重症頭部外傷における血糖管理
- 伊藤洋平 他(社会医療法人医仁会 中村記念病院)
- ○胃ろう造設後の食後高血糖、ダンピング症候群に、持続血糖測定器結果からの食事内容変更が奏功した一男児例
- 渡邉誠司 他(静岡県立こども病院)
特別鼎談 再び口から食べるための経管栄養をめざして半固形状流動食品と地域連携
- 吉野浩之(群馬大学教育学部障害児教育講座 准教授・医師)
- 原 純也(武蔵野赤十字病院栄養課 係長)
- 大久保陽子(特別養護老人ホームマイライフ徳丸 主任・管理栄養士)
その他注目の記事!
Clinical Nutrition Practice ▶ 南大和病院(神奈川県大和市)
FOCUS on New Leader ▶ 今泉良典さん(国立長寿医療研究センター)
Clinical Report
▶ 経腸栄養の新潮流①
脳卒中患者の経管栄養管理におけるリスクとコスト管理の実践 芳賀赤十字病院
誌上講演
▶ 第30回日本静脈経腸栄養学会学術集会 ランチョンセミナー16
リハビリテーション栄養におけるアミノ酸の最新知見
栄養雑記
▶ WHOの健康な食べ物、食事Healthy diet ――健康healthy、安全safe、手軽さaffordable――
細谷憲政(東京大学名誉教授)
The Point of View 制度を読み解くキーワード
▶ 宇都宮将綱(医療ジャーナリスト)
各地域ごとの機能別の病床数の算出により 具体的な施策の検討が始まる
次 号 予 告 2015年6月8日 発売
- 特集 静脈経腸栄養と経口補水療法の適応と実践 急性期における水分・電解質管理
- ERASの普及によって、周術期における水分・電解質管理法の1つとして術前経口補水療法が加わることになった。しかし、この方法は万能というわけではなく、実際には静脈栄養や経腸栄養なども検討しながら適切な方法を選択していくことになる。それらの方法を具体的にどう選択すればよいのだろうか? 静脈経腸栄養と経口補水療法の適応と実践について実際の症例をとおして考察していく。
- 特別鼎談 RTH製品のメリットを活かす 経腸栄養と多職種協働の水分管理
- 現在、急性期病院から特養まで、広く経腸栄養管理が行なわれている。しかし、適正な水分管理についてはあまり周知されておらず、投与時に栄養剤に水を混入する、あるいは栄養剤の量がそのまま水分量であると思っているなどの事例を散見する。本鼎談ではそうした状況を踏まえ、急性期医療の最前線で活躍する医師、看護師、管理栄養士による鼎談をとおし、経腸栄養における適正な水分管理を行なう上での多職種協働の重要性を考えていく。