▍ 2015年7-8月号(No.36)
症例特集 静脈経腸栄養と経口補水療法の適応と実践 周術期における水分・電解質管理
- 【ちょっと考えてみよう】
- 患者の希望する治療方針と生き方をサポートする 「私の意思表示ノート」の取り組み
- 小川哲史(独立行政法人国立病院機構高崎総合医療センター)
- 【解説1】全国的に普及した今だからこそ、あらためて確認する術前の経口的な補水のエビデンス
- 谷口英喜(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部)
- 【解説2】静脈栄養管理における水分・電解質管理のリスクと対応
- 清水哲平(北原国際病院)
- 【解説3】経腸栄養管理における水分・電解質管理のリスクと対応
- 秋山好美(埼玉石心会病院)
症例
- 【事例検証】ERASを基本に点滴ゼロをめざした胃がん周術期の栄養管理
- 豊田暢彦 他(益田赤十字病院)
- 【症例1】高・低Na 血病を繰り返したバゾプレシン分泌過剰症(SIADH)の1例
- 藤本美香 他(近畿大学医学部堺病院)
- 【症例2】維持透析患者に対する胃がん術後の早期経腸栄養
- 三松謙司 斎野容子(独立行政法人地域医療機能推進機構 横浜中央病院)
- 【ケーススタディ】経管栄養の投与法と栄養剤の特性を組み合わせて上手な水分管理につなげる
- 医療法人社団悦伝会 目白第二病院
特別鼎談 経口維持加算を考える
算定要件の見直しでチームリーダーとしての管理栄養士の資質が問われることになる
- 蓮村友樹久(社会福祉法人同胞互助会愛全診療所 所長・医師)
- 大津陽子(NPO法人多摩胃ろうネットワーク 事務局長・看護師)
- 苅部康子(社会福祉法人親善福祉協会/介護老人保健施設リハパーク舞岡 栄養課課長・管理栄養士)
その他注目の記事!
Clinical Nutrition Practice ▶ 関西電力病院(大阪市福島区)
FOCUS on New Leader ▶ 田代千恵子さん(株式会社麻生 飯塚病院)
Clinical Report
▶ 経腸栄養の新潮流②
重症心身障碍患者の経管栄養管理における下痢の低減とコスト管理のアウトカム 国立病院機構南京都病院
事例報告
▶ 咀嚼機能の低下した施設入所者に対する「あいーと®」の使用経験―認知症入所者の食事満足度定量化の試み―
新岡美樹 他(社会福祉法人ノテ福祉会介護老人保健施設げんきのでる里)
The Point of View 制度を読み解くキーワード
▶ 藤井将志(特定医療法人谷田会 谷田病院 事務部長)
介護報酬の大幅マイナス改定 改定の"意向"をどう読み解くか
次 号 予 告 2015年8月8日 発売
- 特集 「何が問題なのか」を知り、どう対応すべきかを考える 脳卒中の病態と摂食嚥下障害への対応
- 脳卒中の患者で摂食嚥下障害のある患者は、低栄養のリスクが高くなると言われる。しかし、現実には摂食嚥下障害の患者に対して、加水して物性調整した栄養価の低い「嚥下調整食」が提供されている状況にある。本特集は、脳卒中の病態と治療を解説するとともに、摂食嚥下障害の患者に対する栄養管理と食事の調整のあり方について考察していく。
- 特別鼎談 RTH製品のメリットを活かす 経腸栄養と多職種協働の水分管理
- 現在、急性期病院から特養まで、広く経腸栄養管理が行なわれている。しかし、適正な水分管理についてはあまり周知されておらず、投与時に栄養剤に水を混入する、あるいは栄養剤の量がそのまま水分量であると思っているなどの事例を散見する。本鼎談ではそうした状況を踏まえ、急性期医療の最前線で活躍する医師、看護師、管理栄養士による鼎談をとおし、経腸栄養における適正な水分管理を行なう上での多職種協働の重要性を考えていく。