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2018年5-6月号 No.12
栄養経営エキスパート 2018年5-6月号(第12号)
特集
身体への負担軽減と早期治癒へつなぐ                          
炎症コントロールの栄養管理
隔月(偶数月)8日発行
A4判 80ページ
定価:1,620円(税込)
 

特集

身体への負担軽減と早期治癒へつなぐ
炎症コントロールの栄養管理

侵襲性の高い周術期において、ときに炎症が栄養状態を増悪させ、身体機能の回復遅延につながることがある。 本特集は炎症の仕組みを理解し、早期治癒につなぐための栄養管理のあり方について、臨床現場での取り組みをもとに考察する。

総論
周術期における炎症の病態と栄養管理の意義
谷口英喜(社会福祉法人恩賜財団 済生会横浜市東部病院 周術期支援センター長/栄養部部長)
解説1
エネルギー供給の基本原理とエネルギー投与増量のタイミング
寺島秀夫(筑波大学大学院 人間総合科学研究科 疾患制御医学専攻 外科学教授)
解説2
周術期の炎症コントロールにおけるEPA投与の意義と有効性について
園井みか(岡山大学病院 周術期管理センター 管理栄養士)
解説3
周術期のストレスに抗する多角的な取り組み
宮田 剛(岩手県立中央病院 消化器外科)
実践事例①
ICUにおける炎症コントロール~エネルギーとたんぱく質の投与量を再考しよう~
工藤雄洋(社会福祉法人恩賜財団 済生会横浜市東部病院 栄養部 課長)
実践事例②
頭頸部がん周術期における消化管使用によるシームレスな栄養介入
西條 豪 ほか(労働者健康安全機構 大阪労災病院 栄養管理部)
実践事例③
早期回復、社会復帰をめざし炎症の合併や程度を考慮した多職種による栄養管理の実践
熊谷直子(横浜市立脳卒中・神経脊椎センター 栄養部)
実践事例④
早期創傷治癒をめざすチームアプローチでの管理栄養士の役割
塩野﨑淳子(むらた日帰り外科手術・WOCクリニック 在宅訪問管理栄養士)

その他の注目記事!

● The 症例~病態を読み解くエッセンス~
テーマ・脊椎椎体骨折
● Breakthrough リーダーの条件
利用者のためになっているか?
それを常に問いかけながら歩いてきた
阿部咲子
● Special Report
ネスレシンバイオティクスセミナー in 横浜
経腸栄養の良好なアウトカム創出につなぐ
食物繊維を活用した排便コントロールの実践
● Bookmark 早期退院に向けた経腸栄養のリスク管理
その③ 急性イベント後の生活期に向けた経腸栄養の合併症対策
医療法人社団悦伝会 目白第二病院
● 事例報告
患者貢献につなぐ人材育成を見据えた調理業務の見直し
竹森健太
● 気になる逸品

次 号 予 告    2018年7-8月号 No.13(2018年6月8日 発行)

【特集】早期退院とQOLのアウトカムへ向けたリスクヘッジ
下痢関連性の疾患と排便コントロール(仮題)

経腸栄養に伴うリスクの1つとして対応に苦慮することの多い下痢。 この下痢のリスクを低減し、早期退院やQOL 維持・向上へつなぐことは管理栄養士にとって重要な使命となる。 本特集では経腸栄養に伴う下痢の病態を詳説。さらに流動食のタイプ別に下痢のリスク管理事例を紹介する。