2015年8月号 Vol.372
特集 『みんなで取り組む 病院の「営業」』 |
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◆ 毎月10日発行 ◆ A4判変型 96ページ |
◆ 定価:1,296円(税込) ◆ 定期購読料:15,552円(税込) |
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特集 『みんなで取り組む 病院の「営業」』
☺ From Editors
「医療に市場原理はなじまない」「儲け主義は患者の利益を損なう」とこれまで言われてきた。それは一理あるものの、継続的に利益を追求する活動=営業と考えれば、利益を出さなければ経営が成り立たないのは企業も病院も同じだ。今特集では、対外PR活動を病院の「営業」と位置づけた。いくら質の高い医療を提供していたとしても、それを伝える努力をせずに周りに知られていなければ、提供していないのと変わらない。地域のニーズを探りつつ、患者や他の医療機関、介護事業所などに自院の機能を伝えることでフィードバックを受け、さらに機能強化を図っていく。このPDCAサイクルの確立が今、病院経営に求められている。地域で必要とされる、選ばれる病院となるための「営業」のノウハウを、識者や先駆者、病院事例を通して伝授する。
- 概論●医療経営のプロによる「営業」指南
- 柴田雄一(株式会社ニューハンプシャーMC代表取締役)
- 事例①●自院の機能に合った患者獲得のための説明スキルの取得
- 医療法人社団富家会富家病院
- 事例②●市内の基幹病院と積極的に情報交換しアプローチする開業医を絞り込む
- 医療法人晋真会ベリタス病院
- 事例③●「断らない! 在宅重視!」を院内に浸透
- 医療法人社団和楽仁芳珠記念病院
- インタビュー●トップランナーが語る「病院の営業」
- 神野正博(社会医療法人財団董仙会理事長)
- ピックアップ●血液内科トップ病院における集患で大きな力を発揮する「医師のやりとり」
- 社会医療法人北楡会札幌北楡病院
- 特別座談会 「栄養」が変われば病院が変わる 「栄養経営士」が経営の未来を拓く
- 丸山道生 氏(医療法人財団緑秀会田無病院院長)
- 宮澤 靖 氏(社会医療法人近森会近森病院臨床栄養部部長/一般社団法人日本栄養経営実践協会代表理事)
- 高麗正道 氏(社会福祉法人北野会特別養護老人ホーム マイライフ徳丸施設長)
- 特別鼎談 地域包括ケア時代の看護職のマネジメントと経営
- 大久保清子 氏(前・福井県済生会病院副院長・看護部長)
- 竹股喜代子 氏(前・医療法人鉄蕉会亀田総合病院看護部長)
- 真田 弘美 氏(東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻教授)
- イノベーターの構想力
- 北島 明佳 氏(医療法人社団元気会理事長)
- マグネットホスピタル ~人が集まる仕組みを明かす~
- 医療法人大誠会内田病院
- 病院進化論
- 急性期●7対1と地域包括ケア病棟の運用 ▶ 医療法人新青会川口工業総合病院
- 専門病院●医療、保健部門を統合した小児医療 ▶ あいち小児保健医療総合センター
- 回復期●都心部の回復期リハビリに貢献 ▶ 一般社団法人巨樹の会原宿リハビリテーション病院
- メディカルビジネスサテライト
- 業界レポート ▶ 医薬品/医療機器/IT/人材派遣
- 業界クローズアップ ▶ ジェネリック医薬品
- 医療を支える挑戦者たち
- ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社
- 私の逸品
- 【ハンドグリップ】 幕内 幹男 氏(医療法人幕内会山王台病院理事長・院長)
次 号 予 告 Vol.373(2015年8月10日 発売)
特集 『「ときどき入院・ほぼ在宅」時代の ヒト・モノ・カネ(仮題)』
超高齢社会における病院医療のあり方として、完治だけでなく状態の安定をめざす「ときどき入院・ほぼ在宅」が注目されている。診療内容はもちろん、療養支援、退院後の指導、それらに対する報酬、ヒトの配置など、あらゆる面で病院のヒト・モノ・カネの動きが変わってくるが、そこで求められるとはどのようなものなのか。さまざまな角度から検証を加える。