2016年1月号 Vol.377
特集 『2025年には高齢者の5人に1人が抱える 病院が「認知症」と正しくつき合う方法』 |
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◆ 毎月10日発行 ◆ A4判変型 96ページ |
◆ 定価:1,296円(税込) ◆ 定期購読料:15,552円(税込) |
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特集 『2025年には高齢者の5人に1人が抱える 病院が「認知症」と正しくつき合う方法』
☺ From Editors
2025年、高齢者の5人に1人は認知症を抱えて暮らす──。今年1月に厚生労働省が「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」で示した予測は、医療・介護関係者に衝撃を与えた。1947~49年生まれのいわゆる「団塊の世代」が75歳以上になる2025年時点で、認知症を抱える人の数は約700万人に達する見込みだ。ただ、現時点でも認知症の人は470万人を超え、医療現場では救急から在宅療養まで、最大の課題の一つとして対応を迫られている。本特集では、認知症問題について、医療従事者が持つべき視点、考えるべき課題について検討する。
- 対談 ● 「病気」でなく「本人」を見てその世界観に寄り添うことが出発点
- 熊谷賴佳(医療法人社団京浜会理事長)
- 根倉 忍(湘南乃えんホールディングス株式会社社外取締役CTO)
- 事例1 ● アセスメントに基づく個別対応を推進
- 医療法人ロコメディカル江口病院:(佐賀県小城市)
- 事例2 ● 「安全管理」の視点でせん妄対策を実践
- 医療法人社団永生会南多摩病院:(東京都八王子市)
- 救急現場の声 ● 臨機応変の対応が求められるが「年長者」として接することは忘れない
- 関裕(医療法人社団永生会南多摩病院診療副部長兼救急科循環器科部長)
- まとめ ● 「現時点での」解決策も検討を
- イノベーターの構想力
- 越川貴史(医療法人社団杏順会越川病院理事長・院長)
- マグネットホスピタル ~人が集まる仕組みを明かす~
- 医療法人沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院
- ホスピタルのピカリと光る取り組みを追う ホスピカ!
- 最先端の介護ロボットでリハビリ●医療法人社団成仁会長田病院
- 地域における認知症医療の中核●医療法人社団明理会鶴川サナトリウム病院
- 病院進化論
- 急性期●地域医療の課題解決に注力 ▶ 彦根市立病院
- 急性期●高度急性期と地域医療の両立 ▶ 公益社団法人地域医療振興協会練馬光が丘病院
- 急性期●慢性期●住まいを通じて理想の生き方を支援 ▶ 医療法人八千代会八千代病院
- わがまちの医療・介護をつくる人びと[道南編]
- 二次医療圏をまたいだ受療行動を前提に過疎地・都市部の病院が各自の役割を模索
- メディカルビジネスサテライト
- 業界レポート ▶ 医薬品/医療機器/IT/人材派遣
- 業界クローズアップ ▶ 接遇研修
- 医療を支える挑戦者たち
- 株式会社NTTドコモ
- 私の逸品
- 【絵画】 下郷 宏(医療法人北辰会理事長)
次 号 予 告 Vol.378(2016年1月10日 発売)
特集 『地域おこしが経営に直結する時代! まちづくりと病院づくり(仮題)』
地域包括ケア時代においては、医療だけではなく介護、福祉、保健といったトータルケアができる地域づくりが欠かせない。そのようななか、病院は質の高い医療提供を行うという自院のことだけではなく、"地域密着型産業"として、地域活性化までを視野に入れた経営が求められる。超高齢社会を視野に入れ、自治体や商工会などとともに地域創生に積極的に動く病院の取り組みと、経営戦略をレポートする。