2017年5月号 Vol.393
特集 脱「どんぶり勘定」! 手術室の経営事情 |
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◆ 毎月10日発行 ◆ A4判変型 96ページ |
◆ 定価:1,296円(税込) ◆ 定期購読料:15,552円(税込) |
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特集 脱「どんぶり勘定」! 手術室の経営事情
手術室は診療の「稼ぎ頭」で、多くの急性期病院にとって文字通りの「プロフィットセンター」だが、一方で初期投資から人件費や医薬品、材料費をはじめとする諸経費など、病院のなかでも特に支出の多い部門という顔ももつ。このようにヒト・モノ・カネの出入りが激しい手術室だが、その実態はブラックボックス化しているケースが少なくない。そこで本企画では「手術室経営」をテーマに、手術室の経営事情に焦点を当て、大病院、中小病院それぞれの課題に迫った。
- ● はじめに
- 病院機能の集約化と高まる専門志向のなか手術室経営の課題に向き合うことが必要
- ● 大規模病院の手術室運用
- 東海大学医学部付属病院(神奈川県伊勢原市)
- ● 手術室運営の名軍師が語る「改善策」
- 株式会社サイプレス(東京都千代田区)
- ● 鼎談 MEが病院経営のためにできること
- 松尾靖子(公益財団法人結核予防会複十字病院)
- 山内尚也(社会医療法人木下会千葉西総合病院)
- 高岡祐子(地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター)
- ● 地域密着型病院の手術室経営
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医療法人社団永生会南多摩病院(東京都八王子市)
社会医療法人社団慈生会等潤病院(東京都足立区) - ● まとめ
- 現場の知恵と工夫が求められる中小病院の手術室マネジメント
- イノベーターの構想力
- 石川綮一(医療法人健康会、社会福祉法人愛美会理事長/社会医療法人石川記念会HITO病院名誉院長)
- びょういん探訪 「ハコ」から見えてくる新時代の医療
- 免震設備、船舶受電――最新の災害対策を完備
- 昭和大学江東豊洲病院
- ホスピタルのピカリと光る取り組みを追う ホスピカ!
- 外国人人材が集まる病院
- 医療法人社団崎陽会日の出ヶ丘病院
- 精神科救急情報センターを開設
- 医療法人社団翠会成増厚生病院
- メディカルビジネスサテライト
- 業界レポート
- 医薬品/医療機器/IT
- 医療を支える挑戦者たち
- 株式会社インターネットイニシアティブ
- 医論彩々
- 吉田穂波(神奈川県保健福祉局技幹/神奈川県立保健福祉大学准教授)
- 私の逸品
- 『黒帯』
- 古川健太郎(医療法人財団俊陽会古川病院理事長・院長)
次 号 予 告 2017年6月号 Vol.394(2017年5月10日 発行)
特集 「人を動かし、成果を出せる組織」をつくる! 理念なくして経営なし(仮題)
病院経営の方向性を定め、事業を進めていくのに必要なのが理念だ。そして理念の実現には職員一人ひとりの創意工夫が欠かせない。理念は掲げる、唱えるだけでは意味がなく、全体がまとまり、同じ方向に進めるような強い組織づくりにはつながらない。「病院の方針、ありたい姿」を体現化すべく理念を打ち出し、具体的なビジョンや戦略、計画、実践にまで落とし込んでいくためには、トップの長期的視点とボトムアップの組織体制が求められる。そのための理念の再確認と、組織改革の具体的な進め方を紹介する。