2017年10月号 Vol.398
特集
その働き方と体制づくりを考える!
病院にこそ求められる総合診療医
その働き方と体制づくりを考える!
病院にこそ求められる総合診療医
◆ 毎月10日発行
◆ A4判変型 80ページ
◆ 定価:1,296円(税込)
◆ 定期購読料:15,552円(税込)
◆ A4判変型 80ページ
◆ 定価:1,296円(税込)
◆ 定期購読料:15,552円(税込)
特集 その働き方と体制づくりを考える!
病院にこそ求められる総合診療医
紆余曲折を経て、ようやく研修実施のめどがつきつつある「総合診療専門医」。活躍の場は主に診療所が想定され、「地域医療の要役」との期待が目立つが、診療科横断的な視点は、病院にこそ求められるとの声も多い。実際、病院団体をはじめ独自の研修プログラムを用意し、「病院版総合医」の育成に取り組む動きが見られる。本企画では病院ですでに活躍している「総合診療医」の動向や、現場でそのスキルを活かすための環境づくりについて報告する。
- [事例1]病院総合医が活躍
- 地域の「かかりつけ病院」をめざし病院総合医が活躍
- 独立行政法人地域医療機能推進機構 東京城東病院(東京都江東区)
- [事例2]領域にこだわらない専門医が揃う
- 総合診療の「匠の技」を言語化し、院内外に発信する
- 医療法人社団東山会 調布東山病院(東京都調布市)
- [インタビュー]何でも診る外科医の声
- 何でも診る外科医は地域包括ケアにも貢献できる
- 宍倉朋胤(社会医療法人社団正朋会 宍倉病院 理事長)
- [コラム]ホスピタリストとは何か?
- アメリカの病院医療を支える「ホスピタリスト」が日本にも上陸?
- [寄稿]先駆的取り組み
- 「入院患者のかかりつけ医」担う包括診療部を今春に開設
- 園田幸生(社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院 包括診療部部長代行)
- [まとめ]現場先行で対応が進む
- 制度とは別に現場レベルで整備が進む「病院版総合医」
- 病院トップの経営者魂
- 必要とされる 人が嫌がることをやる
- 田中志子(医療法人大誠会グループ 理事長)
- びょういん探訪 「ハコ」から見えてくる新時代の医療
- 患者と職員の利便性に配慮 ぬくもりを感じるデザイン
- 社会医療法人社団健生会 立川相互病院
- 高橋教授のこの人に会いたい
- 阿久澤 孝(財務省主計局主計官・厚生労働第一担当)
- 最新PX事情
- 患者満足から「患者経験価値」へ
- [前編 海外]サミットで見えてきた現場改善と患者主体の病院づくり
- 答えは現場にある!病院密着24時
- 個々に応じた治療とケアを提供
- 社会医療法人社団木下会 千葉西総合病院[SCU(脳卒中ユニット)]
- 私を支える美味いモノ
- 発芽玄米
- 伊藤雅史(社会医療法人社団慈生会 等潤病院 理事長・院長)
次 号 予 告 2017年11月号 Vol.399(2017年10月10日 発行)
特集 高齢者のADL、QOLのカギを握る! 多職種による病棟ケア(仮題)
ながらく、病棟では看護師が「孤軍奮闘」を続けてきたが、今やリハビリ職や管理栄養士、薬剤師、あるいは介護職と、さまざまな職種が入り乱れて入院患者のケアの質向上に貢献している。その働きぶりは診療報酬の入院基本料における看護配置について再考を迫るほどだ。ここでは、そうした「多職種による病棟ケア」と、その運営方法を考察する。