since1980
人間性豊かな活力のある地域社会の創造をめざす 総合ヘルスケア情報企業
2017年11月号 Vol.399
2017年11月号
特集
専門職を総動員
病棟こそ多職種協働時代
毎月10日発行
A4判変型 92ページ
定価:1,296円(税込)
定期購読料:15,552円(税込)

特集  専門職を総動員!
           病棟こそ多職種協働時代

近年、病棟では看護師だけでなくリハビリ職や管理栄養士、薬剤師、あるいは介護職など、さまざまな職種が入院患者のケアに取り組み、医療の質向上に貢献している。 診療報酬上での病棟業務の評価も、従来は医師か看護師の働きに偏りがちだが、理学療法士や薬剤師の貢献にも光があたりつつある。そうした「病棟での多職種協働」を取り上げ、体制づくりやマネジメントのあり方について紹介する。

インタビュー ● 先駆者の声
歯科医をキーマンとした多職種協働が「治し支える医療」をサポートする
仲井培雄(医療法人社団和楽仁芳珠記念病院理事長)
病棟の声 ● 一般病棟看護部の多職種への期待
高齢患者の療養の質向上は看護に加え介護者の力が必要
今井斗季子(社会医療法人一成会木村病院看護部長)
事例1 ● 管理栄養士の取り組み
「食べること」が重きを増すなか中規模急性期病院で手腕を発揮
社会医療法人順江会江東病院(東京都江東区)
事例2 ● 歯科衛生士の取り組み
入院時説明から歯科医が同席し積極的口腔ケアを実践する
医療法人永寿会陵北病院(東京都八王子市)


医療と経営
診療科、職種、院内外の垣根を越えて
「患者から逃げずに診る医療」を実践
小川聡子 医療法人社団東山会調布東山病院理事長
看護職副院長が語る 経営カイゼン彩々
人のいいところを見つけて発信 「また行きたい病院」を築く
桃田寿津代 医療法人社団緑成会横浜総合病院
特別鼎談
ICT活用で医療サービスに変革
大学との連携による新病院で実践
松本純夫 医療法人社団健育会湘南慶育病院院長
村井純 慶應義塾大学環境情報学部部長
矢作尚久 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授・医学博士
地域医療と病院
第1回  東京都清瀬市
在宅療養体制の構築に向け 病院を巻き込んだ取り組み
びょういん探訪 「ハコ」から見えてくる新時代の医療
唐津の自然をモチーフとした くつろぎと癒しのデザイン
日本赤十字社 唐津赤十字病院
高橋教授のこの人に会いたい
山本一成 将棋プログラム「ポナンザ」開発者
インタビュー
末永裕之 一般社団法人日本病院会副会長
「総合医」認定を始める理由
私を支える美味いモノ
[はらまさ]の「痛風ラーメン」 トリュフ載せ卵かけご飯
竹川勝治 医療法人社団愛育会/医療法人社団愛郷会理事長

次 号 予 告    2017年12月号 Vol.400(2017年11月10日 発行)

400号記念特別座談会
生き残る病院、消える法人 3年後の医療界の勢力図がコレだ(仮題)

地方では人口減少、都市部では有力グループによるM&Aの活発化など、医療界の勢力図は書き換わりつつあります。 医療制度、ICTの進歩、患者ニーズの変化などの厳しい環境のなか、生き残るにはいま何をすべきか。3年後の勢力図を描きながら、これからのマーケットと生き残り策を考えます。

特集  きれいごとで人は来ない!! 動かない!! 医師の意欲を高める"最強"人事考課(仮題)

病院経営の最大の課題は医師のマネジメントである。これには理念や志、価値観の共有などが欠かせない一方で、やはり人は「評価」されないと意欲は上がらないし動きもしない。医師に「前向きな行動を起こしたい」と思われる評価のポイントやインセンティブなどを解説する 。