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2018年4月号 Vol.404
2018年4月号
特集
2018年度診療報酬改定
新・入院料のメッセージを読み解く
毎月10日発行
A4判変型 96ページ
定価:1,296円(税込)
定期購読料:15,552円(税込)
 

今月の特集

特集 2018年度診療報酬改定
“新・入院料のメッセージを読み解く”

2月7日、2018年度診療報酬改定の答申がまとまった。なかでも話題となったのが入院料の体系が大きく改められた点で、看護職配置などを基準とした「基本部分」に、診療実績に応じて段階的に「実績部分」を積み上げていく評価体系となった。さらに「重症度、医療・看護必要度」の算定方式も一部改められ、「病棟の高齢者への対応」を評価する内容になっている。体系が改められた一方で、点数自体はほぼ現状維持であることから、今回の改定は次回、次々回改定への「前哨戦」との見方もある。そこで本特集では、一般病棟入院基本料を算定する基幹病院、地域の急性期病院、ケアミックス病院を訪ね、今回の改定をどう読み、対応しようとしているのかを聞いた。

解説
報酬体系転換で18年度改定は「前哨戦」
Type1二次医療圏の基幹病院
今回改定では「7対1体制」を維持
看護師の活用法は「用途」広がる
Type2高齢患者対応中心の急性期病院
認知症患者の受入評価アップは歓迎
ただし「点数」が伴うかは別問題
Type3ケアミックス病院の急性期病棟
方向性自体は「既定路線」どおり
地域内での自院の立ち位置見きわめが重要
まとめ
「地域ありき」の入院料から
実績による段階的評価へ移行
病棟運営の自由度が高まる

 


病院トップの経営者魂
医療職内にとどめない
キャリアプランを提示するなど
「新しい働き方」を提言する
神野正博 社会医療法人財団董仙会理事長
病院新時代
幅広いニーズに対応する
地域住民のための急性期を追求
一般財団法人大原記念財団 大原綜合病院
医療×企業×地域でつくる「わがまちの医療」
行政が自らつくった地域に寄り添う病院
東京都江東区
新しい地域と病院の関係
病院解体新書
社会医療法人秀公会あづま脳神経外科病院 福島県福島市
経営トップと仲間たち
高野靖悟 JA神奈川県厚生連相模原協同病院病院長
 

次号予告 2018年5月号 Vol.405(2018年4月10日 発行)

特集 介護医療院の全容を解き明かし
その可能性を探る(仮題)

介護報酬の詳細も明らかになり、いよいよ4月から、介護医療院の開設が可能となる。介護療養型医療施設や25対1医療療養病床からの転換が優先されるが、いずれ新設や一般病棟からの転換も可能になる。地域包括ケアシステム構築の「切り札」との期待もあるなか、介護医療院とは何かを明らかにし、「地域経営」的な視点から、その可能性を探る。