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2018年10月号 Vol.410
2018年10月号
特集
中小病院の出番はここだ!
『かかりつけ病院』待望論
毎月10日発行
A4判変型 96ページ
定価:1,296円(税込)
定期購読料:15,552円(税込)
 

今月の特集

特集 中小病院の出番はここだ!
『かかりつけ病院』待望論

病院の機能分化が進み、地域包括ケアシステム時代を迎えつつある今、中小病院が生き残るには、地域に根ざす以外に方法はない。 そこから導きだされるのは「かかりつけ病院」というあり方だ。 また、地域にとっても安定的な医療、安心を確保するという点からも、「かかりつけ病院」の存在は不可欠と言える。 そこで今回は、地域住民の「かかりつけ」機能を備えながら、病院ならではの特徴を生かしている病院の事例を踏まえつつ、中小病院の今後のあり方を考える。

提言 ● 「かかりつけ病院」の条件
地域の人たちが「あの病院に行けば」と
思える医療・介護・福祉を提供しよう
池端幸彦
医療法人池慶会池端病院理事長・院長
解説 ● かかりつけ病院の経営
「地域包括ケア病棟」を軸に
地域を支える役割に磨きを
佐藤秀也
株式会社川原経営総合センター病院コンサルティング部副部長
事例1 ● 在宅進出で院内外双方に恩恵
地域需要に応えるべく訪問診療を開始
後方病床・専門性が奏功し患者が急増中
医療法人社団永生会 南多摩病院
(東京都八王子市)
事例2 ● 療養一辺倒から脱却
介護施設との「共通言語」を作成し
「生活を守る病院」の役割を追求
医療法人社団城東桐和会 東京さくら病院
(東京都江戸川区)
事例3 ● 専門特化と地域のハイブリッド
地域の「ときどき入院」を支え
整形外科領域では専門性を追求
社会医療法人恵仁会 くろさわ病院
(長野県佐久市)
まとめ ● よい「かかりつけ病院」になろう
高度化・機能分化が主流の今こそ
総合的視野を持つ「かかりつけ」病院をめざせ
病院トップの経営者魂
効率的な医療・介護を
提供できる道筋をつけ
次世代につなぎたい
栗谷義樹
「日本海ヘルスケアネット」代表理事/地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構理事長
病院新時代
全病床を地域包括ケア病棟に転換
一気通貫で急性期から在宅復帰めざす
医療法人財団興和会 右田病院
病院解体新書
社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス
東埼玉総合病院
(埼玉県幸手市)
 

次号予告 2018年11月号 Vol.411(2018年10月10日 発行)

特集 夜間・休日の診療体制を見直して
働き方改革を実現する(仮題)

夜間帯の医師の当直を、一部夜勤に変える。そんな病院も現れ始めた。 医師の働き方改革の本丸とも言われる夜間・休日体制。 新たな動きのなかから、問題解決のヒントを探る。