2019年11月号 Vol.423
特集
皆で語ろう
医師の働き方改革
皆で語ろう
医師の働き方改革
◆ 毎月10日発行
◆ A4判変型 96ページ
◆ 定価:本体1,200円+税
◆ 定期購読料:本体14,400円+税
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今月の特集
特集 皆で語ろう
医師の働き方改革
「医師の働き方改革」に関する法制度改正は、今年3月に大きな方針がまとまり、7月からの検討会でその具体的内容についても議論が始まっている。基本的には医師の就労時間短縮に焦点を当て、残業時間上限の設定や業務の共有・移管などを軸とした方策が詰められていくと見られる。一方で、医師のスキルを磨く、地域医療を守る等の視点から、就労時間の短縮に固執することについて異議を唱える声もある。そこで本企画では、「医師の働き方改革」論議でややもすると忘れられがちな論点を取り上げ、多角的な考察を加える。
- ● はじめに
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医師の働き方改革を
現場にどう広めていくか - ● 経営の論点 健康維持に必要な発想
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「960時間上限」に振り回されて
現場の実情を忘れていないか -
馬場武彦
社会医療法人ペガサス馬場記念病院理事長・院長 - ● 教育の論点 今の若者に教育を合わせる
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昔のやり方を押しつけず
今の気質に合った教育が必要- 林 和彦
東京女子医科大学がんセンター長
化学療法・緩和ケア科教授 - 林 和彦
- ● 開業医から見た医師の働き方改革
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医師には医学だけでなく
「教科書に書いていないこと」も必要 -
近藤太郎
近藤医院院長
前・公益社団法人東京都医師会副会長 - ● 救急の論点 働きやすい勤務体系
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多様な働き方を可能とするタスク・シフティングで
問われる経営者のマインド -
志賀 隆
国際医療福祉大学医学部准教授
国際医療福祉大学病院救急医療部長 - ● 女性医師の論点 安全確保と当直・研修
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従来の時間の使い方を前提にした
研修・働き方は抜本的に見直すべき -
柴田綾子
宗教法人在日南プレスビテリアンミッション
淀川キリスト教病院産婦人科医
- 病院トップの経営者魂
-
専門治療とリハビリに特化した
オンリーワンの病院をめざす -
石川秀雄 氏
医療法人えいしん会 岸和田リハビリテーション病院理事長・病院長
(大阪府岸和田市) - 特別企画
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東京医科大学病院が提起する新しい医療とヘルスケアのかたち
【対談】 -
「人生100年時代」で求められる
医療のあり方をここから発信する!
三木 保 東京医科大学病院 病院長
山科 章 東京医科大学病院 トータルヘルスケアセンター長
次号予告 2019年12月号 Vol.424(2019年11月10日 発行)
特集 病院の「食」最新動向
~給食サービスの現状と課題(仮題)
今、病院の「食」が揺れている。デフレ脱却や消費税率引き上げなどを背景に、給食事業者の委託費、食材費が値上がりし、委託契約が打ち切られる事態も起きている。その一方で、「栄養管理」のような治療的側面からだけでなく、「とにかく腹いっぱい好きなものを食べたほうが元気になる」というQOLの面から、「食」の重要性が見直されている。本企画では、そうした病院の「食」を取り巻く最新事情を追う。