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2019年12月号 Vol.424
2019年12月号
特集
これでいいのか!?
病院の「食」
給食の現状と課題を問う
毎月10日発行
A4判変型 96ページ
定価:本体1,200円+税
定期購読料:本体14,400円+税
 

今月の特集

特集 これでいいのか!?
病院の「食」 給食の現状と課題を問う

今、病院の「食」が揺れている。消費税率引き上げ等を背景に、給食事業者の委託費、食材費が値上がりし、委託契約が打ち切られる事態も起きるなど、対応策が大きな課題になっている。一方、患者の高齢化を背景に、「栄養管理」も従来のあり方が再考を求められるようになっている。管理栄養士による丁寧な管理・指導が必要とされているが、その体制はまだまだ「構築中」だ。そこで本企画では、病院の「食」について、昨今話題の論点を取り上げ、病院給食事業者や管理栄養士、病院経営者から意見、取り組みを聞く。

● はじめに
ニーズ、運営環境の両面で
再考求められる「病院の食」
編集部
● 論点① 給食事業者が考える「経営の実情」
人件費・材料費が高騰の一方で
診療報酬は据え置きのなか厳しい経営状況続く
千田隆夫
公益社団法人日本メディカル給食協会
専務理事
● 論点② 管理栄養士が問う「ホントの栄養管理」
病院食マネジメントを進め
患者の状態と年齢に即した栄養管理・食事提供を
宮澤 靖
東京医科大学病院
栄養管理科科長
● 論点③ 病院経営者が語る病院での「食」経営
屋上屋を重ねた法体制下での病院における「食」経営
根本的な見直しが不可欠
小森直之
医療法人社団恵仁会なぎ辻病院
理事長
病院トップの経営者魂
優しく寄り添う心で質の高い医療を提供し
地域に頼られる優れた病院に
山口浩司
医療法人相生会 にしくまもと病院 病院長
(熊本市南区)
病院新時代
一般財団法人倉敷成人病センター
ロボット支援下内視鏡手術をはじめ
「低侵襲」を武器に治療環境を整備
特別企画
これからの病院組織を考える
【対談】
不確実な未来に向かう
新・病院組織変革!
相澤孝夫 一般社団法人日本病院会会長/社会医療法人財団慈泉会理事長、相澤病院最高経営責任者
遠藤 晃 全国病院組織開発協会共同代表/遠藤晃顧客教育研究所株式会社代表取締役
 

次号予告 2020年1月号 Vol.425(2019年12月10日 発行)

特集 服薬マネジメントは
どこまで進んだか?(仮題)

2019年度前半の中央社会保険医療協議会(中医協)で、たびたび話題になったポリファーマシー(多剤服用による有害事象)対策とフォーミュラリー(推奨標準治療薬)作成。20年度診療報酬改定で評価されるかどうかは微妙だが、中医協の話題に上がったこと自体、軽視すべきではない。まさに、服薬マネジメントが求められるようになっているのだ。そこで本特集では、病院の「服薬マネジメント」に焦点をあて、現状と課題を探る。