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人間性豊かな活力のある地域社会の創造をめざす 総合ヘルスケア情報企業

2020年6月号 Vol.430
2020年6月号
特集
ヒト・モノ・カネをフル活用
新型コロナ対策と
病院の動き方
毎月10日発行
A4判変型 96ページ
定価:本体1,200円+税
定期購読料:本体14,400円+税
 

今月の特集

特集 ヒト・モノ・カネをフル活用
新型コロナ対策と病院の動き方

世界に拡がり、猛威を振るっている新型コロナウイルス。感染した患者への対応について世界中で議論が起こり、それぞれの国の医療制度の特性に合わせた対応が見られるが、わが国でも献身的な医療従事者の働きがテレビや新聞、インターネットで取り上げられた。一方で、そうした「最前線」を支える病院経営もまた、大きな課題に直面している。本企画では「ヒト」「モノ」「カネ」という経営資源のマネジメントのあり方について考えを聞くとともに、病院の取り組み事例を紹介、今後の病院のあるべき動き方を考察する。

● 序論 経営なくして診療なし
現場の医療人だけでなく
支えるマネジメント層の力量こそ問われている
● 実践・ヒト 動線・機能を明示する
「誰もが感染」を念頭に動線分離から
個人防御までスタッフ保護を徹底
佐藤守彦
医療法人沖縄徳洲会
湘南鎌倉総合病院感染対策室部長
● 実践・モノ 適正在庫を実現しよう
現場の言いなりや業者への丸投げは止め
病院主導で適正在庫の実現を図ろう
番場省吾
株式会社ドゥーダ代表取締役
ダリ・マネージメント株式会社代表取締役
● 実践・カネ 金融機関にすぐ相談
まずは着手しやすい「出を制す」から
金融機関と密な連絡を
佐藤秀也
株式会社川原経営総合センター
病院経営コンサルティング部副部長
● 事例 クルーズ船患者を受け入れ
徳洲会グループの底力を発揮し
一般スタッフの急造チームで
新型コロナ感染者の受け入れを完遂
医療法人沖縄徳洲会 葉山ハートセンター(神奈川県三浦郡)
● 事例 院内外に方針を明示
安全な循環器医療を継続するため
武漢の窮状を教訓に
先手の対策と啓発に着手
医療法人札幌ハートセンター 札幌心臓血管クリニック(札幌市東区)
● 追記 非常時対応のカギ
患者と病院を救うための「ヒト」「モノ」「カネ」は
日頃の備えがモノをいう
病院トップの経営者魂
精神科救急から
在宅生活まで一体支援
組織一丸で地域に貢献
田尾大樹 医療法人重仁会 大谷地病院 理事長・院長(札幌市厚別区)
病院新時代
整形外科専門病院として
リハビリと人工関節手術に注力
医療法人高遼会 高遼会病院(大阪市平野区)
新型コロナウイルス感染症対策 特別企画
病院団体トップからのメッセージ
医療にかかわるすべての人へ
猪口雄二 全日本病院協会会長
加納繁照 日本医療法人協会会長
梅村聡の今日はどうしました? [特別編]
大阪市立十三市民病院を
新型コロナ専門病院へ
 

次号予告 2020年7月号 Vol.431(2020年6月10日 発行)

特集 病院トップに聞く
『私のコミュニケーション』(仮題)

2疾病構造の変化や少子高齢化、あるいは地域医療構想など、病院を取り巻く経営環境は劇的に変わりつつある。そうしたなかで病院を舵取りしていくには、かつてないほどのリーダーシップが求められており、その具体的方策としてトップと現場の「コミュニケーション」がきわめて重要になっている。そこで本企画では、気鋭の病院トップ10人に、自身の「コミュニケーション」へのこだわり、手法、留意していることなどを聞き、新時代における病院トップの「コミュニケーション」のあり方を考察する一助とする。