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人間性豊かな活力のある地域社会の創造をめざす 総合ヘルスケア情報企業

2020年9月号 Vol.433
2020年9月号
特集
診療相談の新たなかたち
オンライン機能
を使いたおせ
毎月10日発行
A4判変型 96ページ
定価:本体1,200円+税
定期購読料:本体14,400円+税
 

今月の特集

特集 診療相談の新たなかたち
オンライン機能を使いたおせ

医師同士WEB機能を用いた相談機能の充実ぶりがめざましい。制度的には2020年度診療報酬改定でコンサルテーション機能が評価されるようになったほか、新型コロナウイルス感染症禍のなか、オンライン・電話による初診も保険診療として認められるようになった。また、技術的にも患者情報を画像・音声・生体に関する数値などを共有し、遠隔でも相談機能を充実させることで診療の質を高める仕組みが提案されている。ここではそうした遠隔相談の事情やソリューションの紹介等を通じて、「医師と医師、医師と患者の関係の新たなかたち」の現状を報告する。

● 序論
「D to D」「D to P」
現場の必要性に応じた発展が見られる
● 事例 D to D
医師対医師の遠隔診療支援システムが
へき地医療を救う有用な一手に
名寄市立総合病院(北海道名寄市)
● 事例 D to P
サポート体制を充実し
遠隔地に住む患者の利便性向上を図る
医療法人財団岩井医療財団 稲波脊椎・関節病院(東京都品川区)
● 追記
異なる病院間でのオンライン情報共有で
課題となる「個人情報保護」との整合性
病院トップの経営者魂
地域の高齢者を支える
仕組みを院内外で整備し
地域共生の具現化を推進
織田正道 社会医療法人祐愛会 織田病院 理事長(佐賀県鹿島市)
病院新時代
先進的なリハビリ療法を導入
多職種協働で患者を支える
医療法人社団行陵会 京都大原記念病院(京都市左京区)
高橋教授のこの人に会いたい
医療情報はプライバシーを保護しつつ
特定エリアで使うことで質向上に寄与
水野貴之 国立情報学研究所情報社会相関研究系准教授
総合研究大学院大学複合科学研究科准教授
 

次号予告 2020年10月号 Vol.434(2020年9月10日 発行)

特集 ウィズコロナ時代を生き抜く
病院の「新しい」働き方(仮題)

新型コロナ感染症の感染拡大をきっかけに、日本人の働き方、ライフスタイルは変わりつつある。企業では物理的なオフィス空間に集まるメリットとコストをよりシビアに捉えるようになっているが、病院においても同様な考え方が求められる。患者や収益減少という"冬の時代"を迎え撃つための多様な働き方を示す。