2016年9月号
特集 どうすれば早くふさがるの? 創傷治癒につなげる栄養管理 |
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◆ 毎月20日発行 ◆ A4判 88ページ ◆ 定価:1,188円(税込) ◆ 定期購読料:14,256円(税込) |
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特集どうすれば早くふさがるの? 創傷治癒につなげる栄養管理
☺ From Editors
褥瘡や術後の縫合部などの創傷治癒が長引くと、感染症のリスクが高まるとともにベッド上での安静期間も延びてしまう。本特集では創傷治癒に必要な栄養成分を活用しながら、良好なアウトカムを得られた症例をとおして、患者のQOL向上と施設経営に貢献する栄養管理のあり方を考察する。
- 解説 経腸栄養管理における褥瘡のリスクと予防・治癒につなぐ栄養管理
- 水野英彰(医療法人社団悦伝会 目白第二病院 副院長)
- 提言 必要なのは多職種からの信頼 病棟で管理栄養士としての成果を出そう
- 真壁 昇(関西電力株式会社関西電力病院 疾患栄養治療センター 栄養管理室 室長)
- 事例1 コラーゲンペプチドを用いた栄養管理で褥瘡患者の創傷治癒につなげる
- 市立岸和田市民病院(大阪府岸和田市)
- 事例2 褥瘡ケアのその先にある高齢患者の長期療養を見据えた栄養ケア
- 医療法人健和会 奈良東病院(奈良県天理市)
栄養士応援企画 準備万端?教えて! 学会"3K"お役立ちグッズ!!!
9月から学会ラッシュを前に学会へ行く準備をしている人も多いはず。そこで、学会に持っていくと便利なものを、「学会と言えばこの人!」なお二人をはじめ、計12人の方に聞きました。学会を"快適・効率的・計画的(3K)"に乗り切りたい方必見です!
タフになる講座 管理栄養士のプライド
- Pride.1 「食べる」をあきらめない特養でのケア
- 髙橋樹世(社会福祉法人豊島区社会福祉事業団 特別養護老人ホーム風かおる里・主任管理栄養士)
- Pride.2 命に向き合う在宅医療物語
- 永井康徳(医療法人ゆうの森 理事長)
- Pride.3 プレゼンテーション力を高める
- 真壁昇(関西電力病院 疾患栄養治療センター)
- Pride.4 栄養士が知っておくべき薬の知識
- 林宏行(日本大学薬学部薬物治療学研究室 教授)
- Pride.5 時代の空気を読む
- 藤井将志(特定医療法人谷田会 谷田病院 事務部長)
- Pride.6 口のミカタを知る
- 竹内周平(竹内歯科診療所<葛西>・竹内歯科クリニック<飯田橋>副院長)
- 監修:戸原玄(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系口腔老化制御学講座高齢者歯科学分野 准教授)
- Pride.7 お世話するココロ
- 宮子あずさ(看護師・随筆家)
その他注目記事!
- ●ダイエットセラピー 新・食に焦点
- 社会福祉法人優心会 特別養護老人ホーム こうのとり(大阪市平野区)
- 高齢者の喫食率を向上させる普通食
- ●今月の人〈Bright Youth〉
- 川端 綾(バタフライヒル大森南)
- ●特別対談
- 酵素入りゲル化剤の進化と展望
- 「介護食」から嚥下調整食へ スベラカーゼが食べる幸せを病院から在宅へ広げる
- ●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
- 第一〇一話「ゲームのモチベーション」
- ●Special Interview
- 多くの加工食品に利用されているトレハロース
- 病院・施設給食での可能性を探る
- ●SEMINAR REPORT
- オリゴペプチド製剤の超高齢者栄養介入における応用
- 麻植有希子(ワタミ株式会社 健康長寿科学研究所)
- ●ヘルスケア・レストラン特別セミナーレポート
- がん・摂食嚥下障害の栄養食事指導のノウハウを学ぶ
- ●Leader's School Lesson
- Lesson1 フィジカルアセスメントから画像診断まで臨床栄養管理のスキルアップ講座
谷口英喜(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科 教授) - Lesson2 在宅患者を支えて看取る栄養評価とマインドアセスメント
岡田晋吾(医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長) - Lesson4 明日から実践できる症例の見極め方~急性期から慢性期まで~
岡田有司(一般財団法人信貴山病院 ハートランドしぎさん/栄養部) - ●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第38回〉
- 患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
- 田村佳奈美(かとう内科クリニック 管理栄養士)
- 目で見てわかる「小袋法」で塩分の使用量を提示 摂取量の認識から食生活の改善につなげる
- ●TREND NEWS
- 第1回全国介護福祉総合フェスティバルin大阪
- ●フードサービス最前線
- 医療法人社団伊純会 介護老人保健施設スカイ(横浜市保土ヶ谷区)
- 中鎖脂肪酸を使った栄養ケアで 高齢者の身体機能改善につなぐ
- ●世界の病院食・術後食〈第92回〉
- 丸山道生(医療法人財団 緑秀会 田無病院 院長)
- 伝統的な地中海型食を提供するクロアチアの大学病院を訪問
- ●栄養経営士ストーリー〈NME STORY〉
- 宮坂光(練馬区社会福祉事業団 上石神井特別養護老人ホーム)
- ●病院・施設の栄養サポートおやつ[番外編]
- 嚥下調整食・ハンバーグゼリー
次 号 予 告2016年9月20日 発売
特集
どうすればいい? 認知症の栄養管理 ケアとの連携によるアプローチを考えよう
厚労省の推計によると、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になるとされている。現段階でも病院や施設の相当数の高齢者に認知症が認められており、栄養管理を行なう際にその対応に苦慮することも少なくない。こうした患者に対し、どうアプローチしていけばいいのだろうか?本特集では認知症高齢者に対して、ケアやリハとの連携による栄養管理のアプローチ法を考察する。
特別対談
その時どう手を差し伸べればいいのか? 災害時における管理栄養士の役割
金田雅代氏(女子栄養大学栄養科学研究所 客員教授)
西村一弘氏(駒沢女子大学 教授)