2017年7月号
特集 "できない"じゃない"やる"んだ! 液体食から固形食へのステップアップ |
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◆ 毎月20日発行 ◆ A4判 76ページ ◆ 定価:1,188円(税込) ◆ 定期購読料:14,256円(税込) |
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特集
"できない"じゃない"やる"んだ!
液体食から固形食へのステップアップ
嚥下機能が低下し喫食量が減ると、低栄養やサルコペニアに陥り、誤嚥性肺炎などを発症するリスクが高くなる。そうしたリスクの予防や食べる幸せの提供というQOLの面など、さまざまな点から嚥下調整食の必要性は認知されている。だが、実際に嚥下調整食を提供する現場ではどうだろうか。調理工程が煩雑になり、厨房スタッフの負担となる物性の調整には、どの病院・施設も四苦八苦していると聞く。特に、丸呑み嚥下が可能なコード0 ~ 2から、咀嚼を要するコード3への食形態をステップアップさせた際のソフト食の提供は、調理工程が複雑なため一気にハードルが高くなる。そこで、厨房スタッフや他職種から協力を得て、ソフト食の提供を実現した事例を取り上げ、一緒に学んでいく。
その他注目記事!
- ●RD's Kitch~メニューをどうぞ~
- 地方独立行政法人
- 新小山市民病院(栃木県小山市)
- 炭水化物エネルギー比を50%に設定した糖尿病食
- ●今月の人〈Bright Youth〉
- 濵野大介(医療法人白卯会 白井病院)
- ●ONSアウトカムへの挑戦
- 少量高カロリー栄養補助食品にひと手間加え、食べてもらうための工夫を実践
- ●SeminarReport
- 栄養経営実践セミナー通信①
- ●Leader's School
-
Lesson1 フィジカルアセスメントから画像診断まで
臨床栄養管理のスキルアップ講座
谷口英喜 (神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科 教授) -
Lesson2 在宅患者を支えて看取る栄養評価と
マインドアセスメント
岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長) -
Lesson3 明日から実践できる症例の見極め方
~急性期から慢性期まで~
佐藤亮介 (社会福祉法人函館厚生院 函館五稜郭病院 管理栄養士) - ●栄活!
- 一 「食べる」をあきらめない特養でのケア 髙橋樹世
- 二 命に向き合う在宅医療物語 永井康徳
- 三 プレゼンテーション力を高める 真壁 昇
- 四 栄養士が知っておくべき薬の知識 林 宏行
- 五 時代の空気を読む 藤井将志
- 六 口のミカタを知る 寺本浩平(監修:戸原 玄)
- 七 お世話するココロ 宮子あずさ
- ●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
- 第百十一話 「白いテーブルクロスの優雅な時間」
- ●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第48回〉
-
患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
田村佳奈美(福島学院大学短期大学部食物栄養学科講師 管理栄養士) - ●softiaを使った「嚥下食レシピ大賞」
- 受賞施設のご紹介
- ●フードサービス最前線
- 社会福祉法人敬寿会 美咲ヶ丘(北九州市小倉南区)
- 開設からの理念とこだわりを継承し
- 「食事がおいしい施設」の評判を確立
- ●世界の病院食・術後食〈第97回〉
- 丸山道生(医療法人財団緑秀会 田無病院 院長)
- ●NME 対談〈第3回〉
- 医療法人社団永生会 永生病院
- 野本達哉 × 岡部貴代
- ●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第44回〉
- 水分補給 七夕ゼリー
ほか
次 号 予 告 2017年8月号(2017年7月20日 発行)
特集 明確なゴールなんてない ターミナルで私たちができることとは!?
管理栄養士は治療のための栄養管理を求められる一方で、患者や利用者がその人らしい時間を最期まで過ごすためのサポートも求められます。では、管理栄養士はどんなことができるのでしょうか?
この答えのない問いに、対談と実践事例を通し、ともに考えていきます。