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人間性豊かな活力のある地域社会の創造をめざす 総合ヘルスケア情報企業

2017年12月号
2017年12月号
特集
おいしく物性調整したい!
高栄養な嚥下調整食 工夫のレシピ付き
毎月20日発行
A4判 76ページ
定価:1,188円(税込)
定期購読料:14,256円(税込)
 

今月の特集

特集   おいしく物性調整したい!
高栄養な嚥下調整食 工夫のレシピ付き

嚥下機能が低下した方には、嚥下機能評価を実施し、適正な物性で食事提供をされているかと思います。 しかし、だし汁などで加水した嚥下調整食で必要な栄養価を充足できているでしょうか? 摂取嚥下障害の方々はもともと十分に食事をとれておらず、低栄養のリスクが高いため今まで以上にエネルギーを摂取しなければ全身状態を維持・改善することは困難です。 そこで、嚥下調整食のエネルギーアップを図り、無理なく十分なエネルギーをとれるよう食事サポートをしている病院、施設の取り組みをピックアップ。 "おいしい"と感じ、食べてもらうための工夫と対策をとっている事例を取り上げ、紹介していきます。

Challenge 1
調理のポイントは中鎖脂肪酸油の採用
嚥下調整食の味・物性・量をクリア
徳島赤十字病院
Challenge 2
ソフト食からスムーズなステップアップへ
安全な物性と栄養価の確保に市販品を活用
小平中央リハビリテーション病院
Challenge 3
だし汁を置き換えるだけで少量高栄養を実現
おいしいミキサー食の提供につなぐ
東京多摩病院
Challenge 4
歯科医師とメーカーの協力で
高栄養なパン粥の提供を可能とする
特別養護老人ホーム 風かおる里
Challenge 5
生活背景を観察し介護者負担を考慮した提案で
在宅患者の体重減少を食い止める
口腔リハビリテーション 多摩クリニック

その他注目記事!

●RD's Kitch~メニューをどうぞ~
IMSグループ医療法人社団 明芳会
江田記念病院(横浜市青葉区)
在宅を見据えた食事教育に取り組む糖尿病食
●Seminar Report
ヘルスケア・レストラン特別セミナー通信②
●Leader's School
【Lesson1】 フィジカルアセスメントから画像診断まで
臨床栄養管理のスキルアップ講座
谷口英喜 (神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科 教授)

【Lesson2】  在宅患者を支えて看取る栄養評価と
マインドアセスメント
岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)

【Lesson3】  明日から実践できる症例の見極め方
~急性期から慢性期まで~
和田美紀子 (医療法人社団好仁会 滝山病院 栄養科 主任)
●栄活!
一 「食べる」をあきらめない特養でのケア
髙橋樹世
二 命に向き合う在宅医療物語
永井康徳
三 プレゼンテーション力を高める
真壁 昇
四 栄養士が知っておくべき薬の知識
林 宏行
五 時代の空気を読む
藤井将志
六 口のミカタを知る
猪原 健(監修:戸原 玄)
七 お世話するココロ
宮子あずさ
●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
第百十六話 「犬と行くカフェ」
●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第53回〉
患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
田村佳奈美(福島学院大学短期大学部食物栄養学科講師 管理栄養士)
●フードサービス最前線〈第99回〉
医療法人社団いずみ会 北星病院(北海道千歳市)
病院に新たな息吹をもたらした
多様な病態に対応可能なカフェセレクト食
●今月の人〈Bright Youth〉
長迫美祐希(医療法人社団哺育会 桜ヶ丘中央病院)
●われらHAPPYとどけ隊
家族も一緒に!
食べる喜びに満ちたハッピーな喫茶空間
●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第49回〉
嚥下 クリスマスケーキ

次 号 予 告 2018年1月号(2017年12月20日 発行)

特集   急性期から慢性期までステージ別に考える
高齢者の水分・電解質管理

体液管理は栄養管理の基本となっており、病態や病期、循環動態の安定によっても介入の仕方が変わってくる。水分のIN・OUTの確認や水分摂取量の設定の仕方、看取り期における脱水と絞りの見極めなど、さまざまな注意点があるが、どうしたら円滑な水分管理ができるのだろうか。ここでは、水分管理にポイントを絞り、水分管理が栄養改善につながった事例をとおして学んでいく。