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2018年2月号
2018年2月号
特集
昨日の敵は今日の友
糖を味方につける栄養指導
毎月20日発行
A4判 80ページ
定価:1,188円(税込)
定期購読料:14,256円(税込)
 

今月の特集

特集   昨日の敵は今日の友
糖を味方につける栄養指導

今までは糖尿病患者に対し、いかに摂取エネルギー量を低減させるかという点に重きを置いた栄養指導がなされていた。だが、最近では食後の高血糖が問題視されており、いかに高血糖を抑制するか試行錯誤されている。そこで、高血糖を防ぐ食べ方や糖質の選び方など、実践できる栄養指導を行っている事例を取り上げながら、糖質の上手な使い方を学んでいく。

栄養指導の1つの視点
一方的な指導では変わらない
患者の食文化を踏まえた提案が鍵
朝比奈崇介(朝比奈クリニック 院長)
食事バランスシートの活用
サルコペニアのリスクを考慮して
量の制限からバランスの調整に重きを置く
和田美紀子(医療法人社団好仁会 滝山病院 栄養科主任)
糖質の考え方
患者の「適糖生活」を支えることが
これからの管理栄養士の役割になる
西村一弘(駒沢女子大学 人間健康学部健康栄養学科 教授
               社会福祉法人緑風会 緑風荘病院 栄養室 運営顧問)
カーボカウントの応用
独自の「炭水化物20g交換表」を用いて
患者の生活に則した栄養指導を実践
佐久間未季(小野百合内科クリニック)

セミナー目前!スペシャル鼎談①

過渡期にあるがん周術期の栄養管理
管理栄養士としてどう行動を起こしますか?

その他注目記事!

●RD's Kitch~メニューをどうぞ~
社会福祉法人 台東区社会福祉事業団
特別養護老人ホーム三ノ輪(東京都台東区)
誤嚥性肺炎を抑制するソフト食
●第4回やさしい素材やさしいおかずレシピコンテスト
受賞作品発表
●Leader's School
【Lesson1】 フィジカルアセスメントから画像診断まで
臨床栄養管理のスキルアップ講座
谷口英喜 (神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科 教授)

【Lesson2】  在宅患者を支えて看取る栄養評価と
マインドアセスメント
岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)

【Lesson3】  明日から実践できる症例の見極め方
~急性期から慢性期まで~
桐谷裕美子 (医療法人社団輝生会 船橋市立リハビリテーション病院 栄養部)
●栄活!
一 "その人らしさ"を支える特養でのケア
横山奈津代
二 命に向き合う在宅医療物語
永井康徳
三 プレゼンテーション力を高める
真壁 昇
四 栄養士が知っておくべき薬の知識
林 宏行
五 時代の空気を読む
藤井将志
六 口のミカタを知る
猪原 健(監修:戸原 玄)
七 お世話するココロ
宮子あずさ
●Seminar Report
ヘルスケア・レストラン特別セミナー通信④
●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
第百十八話 「待たせないサービス」
●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第55回〉
患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
田村佳奈美(福島学院大学短期大学部食物栄養学科講師 管理栄養士)
●フードサービス最前線
株式会社日立製作所 日立総合病院(茨城県日立市)
新調理システムが実現した安全でおいしい食事の提供
地域住民の生活と健康を支え続けていく
●今月の人〈Bright Youth〉
山崎晴香(公益社団法人地域医療振興協会 練馬光が丘病院)
●Seminar Report Ⅱ
第8回摂食嚥下リハビリテーションと栄養ケアセミナー
●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第51回〉
エネルギーコントロール 豆腐ケーキ

次 号 予 告 2018年3月号(2018年2月20日 発行)

特集   高齢者の嗜好変化と機能低下に配慮した
たんぱく質サービング術

低栄養やサルコペニアのリスクをかかえる高齢者のADLやQOLを維持していくためには、トータルの摂取エネルギー量だけでなく、筋たんぱく合成のもととなるたんぱく質の摂取に注意することが必要になる。高齢者は食欲低下や嚥下障害といった問題から、たんぱく源となる肉や魚の摂取が少なくなる傾向があり、ただ食事を出すだけでは、十分なたんぱく質の摂取に結びつかないことが少なくない。どのように無理なくたんぱく質を摂取してもらえばいいのか? 実際の取り組み事例を紹介する。