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2018年11月号
2018年11月号

特 集

可能なかぎり消化管を動かし続ける!

私たちの経腸栄養奮闘記

毎月20日発行
A4判 72ページ
定価:1,188円(税込)
定期購読料:14,256円(税込)
 

今月の特集

特集   可能なかぎり消化管を動かし続ける!
私たちの経腸栄養奮闘記

経腸栄養管理の適応を考える時の出発点は、消化管が安全に使用できるか否かだ。
ここから、病態を踏まえて経腸栄養剤や投与法を選び、プランを立てていくことになる。
しかし、経腸栄養の施行を試みるなかで、壁にぶつかることもあるのではないだろうか。
本特集では、壁にぶつかりながらも適切な経腸栄養管理に奮闘する管理栄養士の姿を紹介する。

CONTENTS
対談
経腸栄養のアウトカムに悩む読者へ
医師の信頼を勝ち取る先に道は開ける
秋山好美 氏(埼玉石心会病院 栄養部 課長)
長 英一郎 氏(東日本税理士法人 所長/医療経営士1級)
奮闘記① 多職種への啓発
他職種への経腸栄養提案につなぐ
管理栄養士の責務を果たすための一歩
高山はるか さん 墨田中央病院 栄養科 科長(東京都墨田区)
奮闘記② ゴール設定の苦慮からの学び
病名と製品名を結びつけるのではなく
組成と病態のマッチングから選択する
松本菜々 さん 富家病院 栄養指導科 科長(埼玉県ふじみ野市)
アドバイス 経営的な視点をもとう
患者個々の病態を把握することが必要不可欠
リスク管理とコストベネフィットを両立させよう
藤澤靖彦 先生 鶴川サナトリウム病院 内科医師(東京都町田市)

その他注目記事!

●RD's Kitchen~メニューをどうぞ~
減塩食
医療法人財団緑秀会 田無病院(東京都西東京市)
●フードサービス最前線
特別養護老人ホーム
すずうらホーム(東京都葛飾区)
●Leader's School
【Lesson1】    フィジカルアセスメントから画像診断まで
臨床栄養管理のスキルアップ講座
谷口英喜 (社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院 患者支援センター長)

【Lesson2】    在宅で患者を支えて看取る栄養評価と
マインドアセスメント
岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)

【Lesson3】    明日から実践できる症例の見極め方
~急性期から慢性期まで~
監修:桐谷裕美子 (船橋市立リハビリテーション病院 管理栄養士)
執筆:清水美彩子 (初台リハビリテーション病院)
●SPECIAL REPORT
市販品を活用した食事サポートで
シームレスな食支援を実現!~病院編~
武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市)
●栄活!
一 "その人らしさ"を支える特養でのケア
横山奈津代
二 命に向き合う在宅医療物語
永井康徳
三 プレゼンテーション力を高める
真壁 昇
四 栄養士が知っておくべき薬の知識
林 宏行
五 時代の空気を読む
藤井将志
六 食べることの希望をつなごう
豊島瑞枝
七 お世話するココロ
宮子あずさ
●Event report
第24回
日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会
●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
第百二十七話「犬と食事」
●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第64回〉
患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
田村佳奈美(福島学院大学短期大学部 食物栄養学科講師 管理栄養士)
●緊急速報
北海道胆振東部地震 栄養経営士アンケート
●今月の人〈Bright Youth〉
石川いづみ (医療法人社団永生会 介護老人保健施設 マイウェイ四谷)
●世界の病院食・術後食〈第105回〉
丸山道生(医療法人財団緑秀会 田無病院 院長)
●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第59回〉
嚥下 りんごのコンポート ~カスタードソースがけ~
ほか

次号予告 2018年12月号(2018年11月20日 発行)

特集   その悩みにズバッと答えます!
ペースト食の物性評価と調整

今回のダブル改定では栄養関連の各種様式に嚥下調整食の有無と、物性に関して学会分類2013のコードを記入する欄が設けられた。 学会分類の中でも理解が難しいのがコード2 - 1と2 - 2ではないだろうか。 均質なペーストでは嚥下可能でも、不均質なペーストでは口腔残留や咽頭残留をしてしまう人に対して、コード2 - 1と2 - 2の区別は非常に重要となる。 そこで、本特集ではコード2 - 1と2 - 2の物性の違いに焦点を当てていく。