2019年4月号
特 集
在宅を知ることで初めてできる
アウトカムにつなげる栄養管理
◆ 毎月20日発行
◆ A4判 72ページ
◆ 定価:1,188円(税込)
◆ 定期購読料:14,256円(税込)
◆ A4判 72ページ
◆ 定価:1,188円(税込)
◆ 定期購読料:14,256円(税込)
今月の特集
特集 在宅を知ることで初めてできる
アウトカムにつなげる栄養管理
管理栄養士ならだれでも、栄養管理計画を立てるうえでアウトカムを設定していることだろう。しかし、再入院を繰り返す高齢患者が増えるなか、アウトカムの捉え方に悩む声も聞かれる。今、医療が在宅にシフトする状況のなか、患者の在宅での生活を抜きにしては、アウトカムを考えていくことは難しくなっている。本特集では、在宅での生活を見据えたうえでアウトカムを追求するために必要なものは何かを提示していく。
- CONTENTS
- Prologue 問いかけ
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それぞれの栄養管理だけでOK?
求められるのは共有できるアウトカム - 林いずみ さん 医療法人社団恒久会 介護老人保健施設メディケアーやまゆり
- 急性期のアウトカム:再入院予防
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患者希望に沿うための栄養管理
再入院を防ぎその人らしい生活を守る - 宮司智子 さん 医療法人新都市医療研究会「君津」会 南大和病院 栄養部 科長
- 回復期リハのアウトカム:自立支援
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生活環境を知り、適切な提案につなぐ
その人らしい選択ができるサポートを実現 -
岩熊麻美 さん 医療法人社団輝生会 初台リハビリテーション病院
栄養部 サブマネジャー/在宅訪問管理栄養士 - Message from 訪問管理栄養士
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アウトカムの考え方①
在宅を見据えなければ栄養管理のアウトカムは得られない
急性期の目標だけでなく、生活期を考慮した計画を立てよう - 田中弥生 氏 関東学院大学 栄養学部管理栄養学科 教授
- Message from 在宅医
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アウトカムの考え方②
栄養状態を評価したあとが大切
患者の望みに即した介入こそ意味がある - 小野沢 滋 医師 みその生活支援クリニック 院長
その他注目記事!
- ●RD's Kitchen~メニューをどうぞ~
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緩和ケア食
和泉市立総合医療センター(大阪府和泉市) - ●フードサービス最前線
- 医療法人財団アドベンチスト会 東京衛生病院(東京都杉並区)
- ●step by step 嚥下食の担い手たち
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スベラカーゼをなめらか食に活用
ベテラン調理師が語るそのメリットとは - ●Leader's School
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【Lesson1】 フィジカルアセスメントから画像診断まで
臨床栄養管理のスキルアップ講座 - 谷口英喜 (社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院 患者支援センター長)
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【Lesson2】 在宅で患者を支えて看取る栄養評価と
マインドアセスメント - 岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)
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【Lesson3】 明日から実践できる症例の見極め方
~急性期から慢性期まで~ - 宮島 功 (社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部 部長代理)
- ●SEMINAR REPORT
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次世代の栄養治療
世界初の高脂肪栄養補助食品の適応を考える - ●栄活!
- 一 "その人らしさ"を支える特養でのケア
- 横山奈津代
- 二 命に向き合う在宅医療物語
- 永井康徳
- 三 プレゼンテーション力を高める
- 真壁 昇
- 四 栄養士が知っておくべき薬の知識
- 林 宏行
- 五 時代の空気を読む
- 藤井将志
- 六 食べることの希望をつなごう
- 豊島瑞枝
- 七 お世話するココロ
- 宮子あずさ
- ●Special Report
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グアーガム分解物配合流動食によって
施設経営に貢献する経済効果につなげた一例 - ●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
- 第百三十二話「ご近所スーパーの閉店」
- ●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第69回〉
- 患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
- 田村佳奈美(福島学院大学短期大学部 食物栄養学科講師 管理栄養士)
- ●栄養士実践レポート隊員報告〈第9回〉
-
医療現場から地域で
「食」を支える連携の強化 - ●今月の人〈Bright Youth〉
- 小林香織(医療法人社団健育会 ねりま健育会病院 栄養科)
- ●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第64回〉
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エネルギーアップ 生八つ橋
ほか
次号予告 2019年5月号(2019年4月20日 発行)
特集 完食できる栄養補助食品の工夫の一手
通常の食事だけでは必要栄養量を充足することが難しい場合、栄養補助食品を付加することも多いが、高齢者にとっては栄養補助食品の完食が難しいことも少なくない。本特集では栄養補助食品の容量を低減し、さらに栄養価を低下させないための工夫を事例を通じて紹介する。
特別企画 私が臨床に向き合う決意をした瞬間