2019年7月号
特 集
アウトカムは血糖管理の先にある
筋肉を落とさない糖尿病患者の栄養指導
◆ 毎月20日発行
◆ A4判 72ページ
◆ 定価:本体1,100円+税
◆ 定期購読料:本体13,200円+税
◆ A4判 72ページ
◆ 定価:本体1,100円+税
◆ 定期購読料:本体13,200円+税
今月の特集
特集 アウトカムは血糖管理の先にある
筋肉を落とさない糖尿病患者の栄養指導
糖尿病患者はフレイルの罹患率が高いことが知られており、フレイルやサルコペニアが2型糖尿病のリスクになるとともに、2型糖尿病がフレイルやサルコペニアの原因となることも指摘されている。 このことはつまり、骨格筋を維持する十分なエネルギー摂取を前提とした血糖コントロールの実践が求められることを意味する。 糖尿病の食事療法および栄養指導のアウトカムにおける「筋肉を落とさない」という視点の重要性について、本特集で考えていく。
- CONTENTS
- 解 説 1 :インスリン抵抗性とフレイル予防
- 生活習慣病が招くフレイル、サルコペニアの負のリスク
- 吉田貞夫 医師(医療法人ちゅうざん会 ちゅうざん病院 副院長/金城大学 客員教授)
- 解 説 2:筋肉量の減少防止に必要な糖質!
- 適度に糖質を摂取する食事療法を提案しよう
- 西村一弘 さん(駒沢女子大学 人間健康学部 健康栄養学科 教授/社会福祉法人緑風会 緑風荘病院 栄養室 運営顧問)
- 血糖コントロールの栄養指導 Q&A:食べる喜びを奪わない
- 選ぶ楽しみを広げる糖質コントロールを実践する
- 回答者 畑 妃咲 さん(北里大学北里研究所病院 診療技術部 栄養科)
その他注目記事!
- ●RD's Kitchen~メニューをどうぞ~
-
術後食
独立行政法人 国立病院機構 高崎総合医療センター(群馬県高崎市) - ●フードサービス最前線
- 社会福祉法人はとせふ 特別養護老人ホームはるかぜ(東京都足立区)
- ●今月の人〈Bright Youth〉
- 木村 旬(医療法人 啓仁会 所沢ロイヤル病院)
- ●ORTレポート
- 排泄ケアと水分管理
- ●Leader's School
-
【Lesson1】 フィジカルアセスメントから画像診断まで
臨床栄養管理のスキルアップ講座 - 谷口英喜 (社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院 患者支援センター長)
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【Lesson2】 在宅で患者を支えて看取る栄養評価と
マインドアセスメント - 岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)
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【Lesson3】 疾患ごとに学ぶべきこと
~急性期から慢性期まで~ - 宮島 功 (社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部 部長代理/医学博士/栄養経営士)
- ●Trainees from Vietnam
-
NSTと栄養療法の手法をもち帰り
ベトナムの地に根付かせたい - ●栄活!
- 一 "その人らしさ"を支える特養でのケア
- 横山奈津代
- 二 命に向き合う在宅医療物語
- 永井康徳
- 三 プレゼンテーション力を高める
- 真壁 昇
- 四 栄養士が知っておくべき薬の知識
- 林 宏行
- 五 時代の空気を読む
- 藤井将志
- 六 食べることの希望をつなごう
- 豊島瑞枝
- 七 お世話するココロ
- 宮子あずさ
- ●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
- 第百三十五話「ステーキハウスに学ぶ」
- ●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第72回〉
- 患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
- 田村佳奈美(福島学院大学短期大学部 食物栄養学科講師 管理栄養士)
- ●TOP INTERVIEW
- 更家悠介(サラヤ株式会社 代表取締役社長)
- ●世界の病院食・術後食〈第109回〉
- 丸山道生(医療法人財団緑秀会 田無病院 院長)
- ●われらHAPPYとどけ隊
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高野豆腐を使ったバリエーション豊かなレシピ!
卒業生で囲む料理教室を開催 - ●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第67回〉
-
嚥下機能 涼風七夕ゼリー
ほか
次号予告 2019年8月号(2019年7月20日 発行)
特集 ここを押さえたら実現できる
治療に貢献する腸内フローラのつくり方
免疫力や栄養素の吸収、排便など健康を支えるさまざまな因子に関係する腸内フローラ。生まれもった細菌叢に加え、摂取する食物によって形成されるため、乳酸菌やビフィズス菌(プロバイオティクス)、それらの菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖(プレバイオティクス)などは栄養管理のうえでも注目されている。そこで改めて、この乳酸菌と食物繊維の2つにフォーカスし、理解を深めていく。