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2019年11月号
2019年11月号

特 集

嚥下機能評価だけではわからない

食形態選択の決め手

毎月20日発行
A4判 80ページ
定価:本体1,100円+税
定期購読料:本体13,200円+税
 

今月の特集

特集 嚥下機能評価だけではわからない
食形態選択の決め手

嚥下調整食の提供にあたっては食べる機能の評価に基づいた判断が求められる。 摂食嚥下障害が広く知られるようになり、嚥下機能を診る重要性は誰もが共有するところだろう。 しかし今、嚥下機能に劣らず重要な食形態の決定要素に目が向けられている。 本特集では嚥下機能と咀嚼機能の両面から食形態の決定について考えていく。

CONTENTS
病態と嚥下機能を診る
ミールラウンドで患者の変化に気づくこと
それが誤嚥のリスク低減につなぐ力になる
医療法人社団 東山会 調布東山病院(東京都調布市)
咀嚼を知る
食形態の決定の精度を高める
管理栄養士が注目すべき咀嚼機能の重要性とは
菅 武雄 先生(鶴見大学歯学部 高齢者歯科学講座 講師)
食形態を読み解く
咀嚼・嚥下機能の低下に合わせた
食形態およびとろみの調整
栢下 淳 先生(県立広島大学 人間文化学部 健康科学科 教授)
事例
日頃の食事観察がその土台
経口維持の取り組みを成果につなげる
社会福祉法人武蔵野療園 中野区かみさぎ特別養護老人ホーム(東京都中野区)

栄養士応援企画

管理栄養士の"あるある"エピソード

その他注目記事!

●RD's Kitchen~メニューをどうぞ~
嚥下調整食
医療法人社団 慈誠会 慈誠会前野病院(東京都板橋区)
●フードサービス最前線
社会福祉法人秀峰会
特別養護老人ホーム さくら苑(横浜市旭区)
●今月の人〈Bright Youth〉
井上裕美子(埼玉医科大学国際医療センター)
●世界の病院食・術後食〈第111回〉
丸山道生(医療法人財団緑秀会 田無病院 院長)
●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第71回〉
嚥下機能 やわらかどら焼き
●Convention Report
在宅時代に欠かせないお粥の問題の解決と調整食品の活用
●Leader's School
【Lesson1】    フィジカルアセスメントから画像診断まで
臨床栄養管理のスキルアップ講座
谷口英喜 (社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院 患者支援センター長)

【Lesson2】    在宅で患者を支えて看取る栄養評価と
マインドアセスメント
岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)

【Lesson3】    明日から実践できる症例の見極め方
~急性期から慢性期まで~
齊藤大蔵 (社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス
海老名総合病院 医療技術部 栄養科 主任)
●TREND Report
44人の"AOF米ヌカパウダー"摂取による検証で
減薬・快便を実証! 期待される新たな可能性
●セミナーレポート①
第25回
日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会
●Event Report
マルタマフーズグループ 防災グッズ展
●栄活!
一 "その人らしさ"を支える特養でのケア
横山奈津代
二 命に向き合う在宅医療物語
永井康徳
三 プレゼンテーション力を高める
真壁 昇
四 栄養士が知っておくべき薬の知識
林 宏行
五 時代の空気を読む
藤井将志
六 食べることの希望をつなごう
豊島瑞枝
七 お世話するココロ
宮子あずさ
●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
第百三十九話「犬と一緒の食事」
●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第76回〉
患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
田村佳奈美(福島学院大学短期大学部 食物栄養学科講師 管理栄養士)
●セミナーレポート②
地域でつながり、食べて生きる
超高齢社会の食と管理栄養士の使命
ほか

次号予告 2019年12月号(2019年11月20日 発行)

特集 ルーチンではなく本気で栄養状態を"診る"
成果につなげる栄養アセスメント

栄養管理計画を立てるために最も基本的であり重要なのが栄養アセスメントだ。SGAなどの主観的なアセスメントツールを用いて栄養障害のリスクのある患者をスクリーニングし、臨床所見や食物摂取状況、身体計測値、血液生化学データなどを総合して、栄養状態を評価する。この栄養管理の出発点ともいえる栄養アセスメントだが、経験を積んだ管理栄養士はどのように進めているのか、気になる読者も多いはず。単なるルーチンの評価ではなく、治療成績向上につながる栄養アセスメントを考える。