2020年7月号
特 集
私たちの明日をつくる
閉鎖状況下での栄養ケアの模索
◆ 毎月20日発行
◆ A4判 60ページ
◆ 定価:本体1,100円+税
◆ 定期購読料:本体13,200円+税
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◆ 定価:本体1,100円+税
◆ 定期購読料:本体13,200円+税
今月の特集
特集 私たちの明日をつくる
閉鎖状況下での栄養ケアの模索
新型コロナウイルス感染症の影響で、栄養部門においても大小さまざまな対応に追われている。 これまでに経験のない事態となっており、「管理栄養士に何ができるのか?」という悩みのなかで業務を行っている読者も多いことだろう。 第一波が過ぎたとはいえ、引き続き対策が求められていくことは間違いない。 緊急事態宣言が出された4~5月にかけて、現場の管理栄養士はどう動いたのか? 3人の管理栄養士の取り組みから見えてきたのは、今まで果たしてきた職務をどうにか維持するために模索するということだ。
- CONTENTS
- 取り組み①
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患者の不安をフォローできるよう
病棟での観察に力を注ぐ - 河野好江 さん(医療法人社団 湘南シルバーサポート 湘南長寿園病院 栄養室 室長)
- 取り組み②
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経口維持の取り組みを途切れさせない!
オンラインの訪問歯科診療で加算を算定 - 大久保陽子 さん(社会福祉法人北野会 特別養護老人ホームマイライフ徳丸 主任管理栄養士)
- 取り組み③
-
介護系サービスの縮小・停止で
食事の不安を抱える地域住民に対し配食サービスを開始! - 橋本ちひろ さん(社会医療法人 三宝会/社会福祉法人 健成会 法人本部 管理栄養士)
- 給食会社の対応①
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危機管理マニュアルを策定し非常時に対応
事務室内の感染拡大を防ぐため距離への理解を求める - 富士産業株式会社 危機管理本部
- 給食会社の対応②
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院外調理システム導入による厨房業務効率化
感染リスク管理と栄養管理の両立をめざす - クックパック®
その他注目記事!
- ●Voice
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私たちの努力や対策は、今後、さまざまな形で実を結んでいくはずです
髙橋樹世(社会福祉法人豊島区社会福祉事業団 特別養護老人ホーム風かおる里 管理栄養士) - ●RD's Kitchen~メニューをどうぞ~
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ムース食
社会福祉法人 妙心福祉会 特別養護老人ホームブナの里(新潟県妙高市) - ●今月の人〈Bright Youth〉
- 岡野さくら(薬樹株式会社)
- ●栄養管理実践レポート
- 東京都リハビリテーション病院(東京都墨田区)
- ●世界の病院食・術後食〈第115回〉
- 丸山道生(医療法人財団緑秀会 田無病院 院長)
- ●病院・施設の栄養サポートおやつ〈第79回〉
-
低エネルギー キウイフローズンヨーグルト
- ●Leader's School
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【Lesson1】 フィジカルアセスメントから
―画像診断まで臨床栄養管理のスキルアップ講座― - 谷口英喜 (社会福祉法人恩賜財団済生会横浜市東部病院 患者支援センター長)
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【Lesson2】 在宅で患者を支えて看取る
―栄養評価とマインドアセスメント― - 岡田晋吾 (医療法人社団守一会 北美原クリニック 理事長)
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【Lesson3】 疾患ごとに学ぶべきこと
―管理栄養士によるClinical Question― -
宮島 功
(社会医療法人近森会 近森病院 臨床栄養部 部長代理/医学博士/栄養経営士)
- ●栄養家の心得
- 一 "その人らしさ"を支える特養でのケア
- 横山奈津代
- 二 命に向き合う在宅医療物語
- 永井康徳
- 三 栄養士が知っておくべき薬の知識
- 林 宏行
- 四 時代の空気を読む
- 藤井将志
- 五 食べることの希望をつなごう
- 豊島瑞枝
- 六 お世話するココロ
- 宮子あずさ
- ●Dr.米山診療記 患者とともに生きよう
- 第百四十七話「バーベキューの時代」
- ●栄養指導で"あるある!こんなこと"〈第84回〉
- 患者さんとの会話から栄養士のコミュニケーション力を磨く
- 田村佳奈美(福島学院大学短期大学部 食物栄養学科講師 管理栄養士) ほか
次号予告 2020年8月号(2020年7月20日 発行)
特集 ポストコロナを見据えて
今こそ栄養の存在意義を示そう
新型コロナウイルス感染症の流行が始まってから数カ月。5月末に緊急事態宣言は解除されたが、ウイルスとの闘いは長期戦が見込まれている。さまざまな生活様式の見直しの必要が叫ばれるなか、むろん、管理栄養士の業務のあり方も、新型コロナウイルス感染症などの未知の感染症を考慮した形にしていかざるを得ない。コロナをきっかけに新しい手法を取り入れている事例を参考に、ポストコロナの栄養管理を考える。