2015年10月号
特集 すべての利用者においしさと楽しい思い出を! 嚥下機能に配慮した 行事食への挑戦 |
|
◆ 毎月20日発行 ◆ A4判 88ページ ◆ 定価:1,188円(税込) ◆ 定期購読料:14,256円(税込) |
|
▶ ご購入はこちら ▶ バックナンバー ▶ 次号予告 | |
『ヘルスケア・レストラン』編集部PRESENTS
「栄養経営士」資格認定試験予想問題の解答と解説
2015年10月号 掲載 問題1 正解:② (栄養経営士テキスト1巻chapter2および2巻chapter7)
解説:
DPCとは一疾患ごとに定められた1日あたりの定額点数による包括医療費支払い制度のこと。ここに包括されるものは、入院基本料・検査・レントゲン・注射・投薬・処置などになります。一方、包括支払から外れるものは、食事・リハビリ・手術・一部の処置や検査などになります。さらにDPCの日当点は入院期間が長引けば長引くほど、低くなることが特徴です。つまり、輸液などの薬剤をできるだけ減らし、食事に移行すれば利益が上がりますし、食事は包括支払いから外れていますから、入院時食事療養費を算定でき、栄養部門の売上増につながります。また、輸液管理から経腸栄養に早期に移行し、消化管を動かすようにすれば免疫能が高まり、バクテリアルトランスロケーションのリスクを低減し、感染症を防ぐことにつながります。結果、入院患者の早期退院というアウトカムを得ることができるのです。しかし、医師の業務軽減には直接的につながるとはいえません。
2015年10月号 掲載 問題2 正解:②と④ (栄養経営士テキスト2巻chapter7)
解説:
上記の理由により、②と④が包括評価に含まれません。
2015年10月号 掲載 問題3 正解:③ (栄養経営士テキスト3巻chapter5)
解説:
On the Job Trainingとは、先輩や上司とともに業務を行いながら、あるいは自分で実施しながら業務上必要な知識やスキルを身に付ける方法です。一方、Off-JTは実務を伴わない職場内での講義、模擬訓練、院内外の研修、資格取得などを指します。カンファレンスや栄養アセスメント、プランニング、栄養指導、給食管理業務は実務ですから、正解は③となります。