『H&F 2016年1月号』P29掲載 解答&解説
雑誌に掲載の「介護福祉経営士2級試験予想問題」確認テストの解説です。
実際のページを見ながら、受験学習の復習にお役立てください。
(問題文は誌面に掲載しています)
- 問1
- 〔解答〕②
- 〔解説〕(基礎編Ⅱ 第3巻「介護福祉産業論」より)
小規模多機能型居宅介護は地域密着型サービスの1つであり、2006(平成18)年の介護保険法改正時に新設されました。通い(デイサービス)を中心としながら、利用者の必要に応じて訪問介護や短期間宿泊(ショートステイ)の3つのサービスを提供します。1ヵ月当たりの定額包括報酬となっているのが特徴です。また利用定員が決められており、1事業所で登録できる利用者数は29人までと定められています(当初は25人でしたが、平成27年度介護報酬改定で基準が見直され、上限が29人に緩和されました)。 - 問2
- 〔解答〕③
- 〔解説(基礎編Ⅱ 第4巻「多様化する介護福祉サービス」より)
地域包括ケアシステムは、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供されるもの、とされています。団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、国として地域包括ケアシステムの構築を推進すると謳われています。
なお、今後75歳以上人口が急増する大都市部と、人口減少が進む町村部等で、高齢化の進展状況に大きな地域差が生じているため、地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性・主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくもの、とされています。