医療経営士テキストシリーズ

医療経営士とは

「医療経営士」とは、医療機関をマネジメントするうえで必要な医療および経営に関する知識と、経営課題を解決する能力を有し、実践的な経営能力を備えた人材です。
長らく“経営不在”と指摘されてきた医療界において、こうした能力は、医療機関が問われている「医療の質の向上と効率化」という二律背反するテーマを解決するために必須です。
そのため「医療経営士」は、これからの医療現場を担う重要な人材だといえます。知識の習熟度、実践力の実力度によって１級～３級の３段階に等級分けされています。

資格とその役割

医療経営士のキャリアステージ
社会と時代のニーズを踏まえ、地域を動かす、未来をつくる、医療経営のスペシャリスト育成へ

医療経営士の活用例

病院経営の能力評価測定
病院の経営本部･経営企画室等、経営組織の立ち上げ
病院職員の人事考課およびキャリア開発（次代を担う病院経営幹部の養成）
病院職員の経営知識のレベルアップ
ＭＲ等医療関連産業に従事する社員の知識習得
医療経営学部教育における学生への動機づけおよび理解度の把握
学生の医療機関・医療関連企業等への就職力の強化

「医療経営士」資格認定試験『合格者の声』を見る（一般社団法人日本医療経営実践協会サイト）

医療経営士資格の認定

１級～３級、それぞれ該当するテキストに基づき、必要なカリキュラムを学習・実践し、資格認定試験を合格すると、一般社団法人日本医療経営実践協会から「医療経営士」として認定されます。
「医療経営士」として認定されますと、日本医療経営実践協会会員として登録され、財務分析、業務改善、リスクマネジメント、地域連携、広報、ＤＰＣ等の各研究会に参加できます。

一般社団法人日本医療経営実践協会について

2010年7月、医療と経営の本質を理解し、現場感覚を備えた人材を「医療経営士」として位置づけ、その育成・養成のために設立されました。

お問い合わせ先

一般社団法人日本医療経営実践協会
〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-20-5 S-GATE八丁堀 9階
TEL：03－3553－2906 FAX：03－3553－2907

詳細は一般社団法人日本医療経営実践協会サイト

推薦の言葉「医療経営士テキストシリーズに期待します」

財団法人聖路加国際病院院長
福井次矢氏

質の高い医療を提供するためには、優れた事務スタッフの力が不可欠です。いわゆる事務処理だけではなく、経営全体を俯瞰して捉えることができる能力や、人を動かし組織を変革する能力が求められています。本テキストシリーズの「医療経営を体系的に学び、病院経営専門職を育成する」というゴールは、これからの病院事務スタッフ育成の目指すべき姿だと思います。多くの方が、本テキストを通じて学び、質の高い医療の実現に貢献することを期待しています。

特定・特別医療法人済徳会日野病院理事長
日野頌三氏

保健・医療・福祉サービスは他産業のサービスと違って、その提供を中止することはできません。「事業の継続性」を確保するためには、医療の質と共に経営基盤を固める必要があります。本テキストシリーズを学習し、1人でも多くの経営を専任とする優秀なスタッフが誕生することを願っております。

社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院名誉院長
須古博信氏

“マネジメント力”は、チーム医療が標準となった現代では、従事する各スタッフが職責に応じて身に付ける必要があります。病院経営においては、病院という一つのチームを事務職が牽引することはもちろん、医師・看護師コメディカルにも「経営マネジメント」の習得は不可欠です。その意味で、実践感覚を重視して段階的・体系的に編まれた本シリーズが、変革の時代を生き抜く医療機関にとって有益となることを望んでいます。

社会医療法人財団董仙会理事長（恵寿総合病院）
神野正博氏

良質な医療を提供し、地域社会から選ばれる病院になるためには、経営者が的確・迅速な経営手法を講じるのはもちろんのこと、その戦略を理解し、具体的に実践していく“人財”の確保が必要不可欠です。事務職員のみならず、医師や看護師、コメディカルの方々にとって、本テキストが“医療経営のバイブル”となり、病院としての組織力を高める契機となることを期待しています。

※ 推薦者の所属・肩書は掲載時点のものです。